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フラグは忘れた頃に ページ26

何処までも広がる海に心も開放的になった私は浮れていた。


「フィリーネ、船が戻って来たわ。見に行ってもいい?」

「ですからお一人ではなりません!」

フラフラ歩いている私に怒るフィリーネ。
外だからって過敏に反応し過ぎじゃないかと思っていた、その時だ。


ドンッ!

誰かにぶつかってしまう。

「ぶっ…」

「おい、何やってんだ!」

ぶつかって後ろに倒れそうになる私を支えてくれたのは松田さん。


「ちゃんと前を見ろ」

「はい、すいませ…「松田?」


あれ?やけに良すぎる声は。

「は?降谷?」

「何故君が…」

いや、私が聞きたいよ。
どうして降谷さんがここにいるの?

「おーい、ゼロ…え?松田!」

そして何故かスコッチがいたぁぁぁ!!

まだ髭はない。
マジかで見るとかなりの美形だ。

「松田」

「なんだよ」

「彼女を抱きしめるな、今すぐその手を放さなくばわいせつの容疑で逮捕だ」

すいません!
言っている意味が全く解りません。

「何言ってんだお前…ついに頭がおかしくなったか?僕ちゃん」

「僕ちゃん?」

なんのこちだろうか?
それよりも何でこの二人睨み合ってんの?


「ここで君を殴るのは容易いが、騒ぎを大きくしたくない」

「俺に殴られるのはお前だ。それ以前に何でお前に指図されねぇと駄目なんだよ。俺の自由だ」

そういいながら後ろから抱きしめる松田さん。
けれど私達の間に甘い空気は一切ないのだけど…


「ひぃ!!」

降谷さんの目が怖い!!

目で人を殺せるって聞いたことがあるけど、体験しちゃいました!!

「もう一度言う今すぐ彼女を離せ」

怖い怖い怖い怖い!!

ものすごく怖い!
別のフラグが立っていて恐ろしくなる。


「断る。お前には関係ない」

「関係ある。彼女は僕の婚約者(フィアンセ)だ」

空気が絶対零度になった。


「えっ…なんて言った?」

「幻聴か?」

松田さんと諸伏さんは笑顔が引きつっている。


「彼女は僕の婚約者だ」


フラグがまた一つ立ってしまった。

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まみこ(プロフ) - おもしろいです、更新頑張ってくださいです!! (2022年8月31日 4時) (レス) @page27 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 面白いです!続きが気になります。 (2020年6月7日 2時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
ポテと(プロフ) - 面白いです!!更新がんばってください!! (2020年1月21日 9時) (レス) id: 82c559de23 (このIDを非表示/違反報告)
MAICO - すいませぇぇん!!お相手書いていました。よく最初を読んでなかったものですいません、 、以後お言葉には気おつけます、、、、あはは (2019年12月3日 21時) (レス) id: 164c86cd11 (このIDを非表示/違反報告)
MAICO - 最高です。物語は、自分で決めているからね...でも凄く面白いし、すぐ読みたくなるし、とにかく好きです!更新是非楽しみに待っています!!頑張って下さい!ちなみに、オチはきまってますかね??秘密だったら楽しみにしています!更新頑張って下さい!!!!!(うるちゃい) (2019年12月3日 21時) (レス) id: 164c86cd11 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ししゃも | 作成日時:2019年11月3日 16時

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