# 記憶喪失…？ ページ2
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自分が163cmある上に
ヒールを履いてるからか、
その男性は大柄には見えなかった。
その腕を肩にかけて
ゆっくりゆっくりマンションまで運ぶ。
賃貸暮らしだけど、
エレベーターがあって良かった。
.
『 …っしょ。ちょっと待って下さいね。』
男性をリビングに連れて行って
身体を下ろしたら、
そのままグッタリと床に横たわる。
早く寝かせてあげなきゃと思って、
急いで押し入れから
布団を引っ張り出して来た。
.
男「 …すみません、本当に。」
『 いえ、…私は。』
しばらくしたら
少し顔色が良くなって来た気がする。
その顔をよく見ると、
すごく優しそうな印象だった。
『 …お名前、分からないんですよね？』
そう聞くと、
男性はやっぱり力なく頷く。
どうしたもんかなあ…。
そう思って部屋を見渡した時、
彼の持っていたカバンが目に入った。
『 …あの、中身見てもいいですか？』
男「 あ、はい、…どうぞ。」
もしかしたら
何か身分の分かるものがあるかも。
そう思って財布を探して、
中に入っていたカードを取り出す。
『 あった…。』
そこには
�� 渡辺翔太 �瓩判颪�れた免許証。
他に保険証も入ってて、
それにも同じ名前が書いてあった。
『 渡辺翔太さんって、言うみたいです。』
渡辺「 ワタナベ… ショウタ……？」
そう伝えても
やっぱり思い出せないでいる渡辺さん。
どうやら私は、
記憶喪失の男性を拾ってしまったらしい。
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ちよこ(プロフ) - はじめまして。突然のコメント失礼いたします。このお話大好きです！めちゃきゅんきゅんして切なくなりました…！ (2020年4月7日 7時) (
レス) id: 58fa573601 (このIDを非表示/違反報告)
aco(プロフ) - ポロポロ涙が出るくらい好きなお話です！染みすぎる。応援したいってて、気持ちがリンクして苦しいけど幸せな気持ちになりました！ (2020年4月3日 15時) (レス) id: e8e47da70d (このIDを非表示/違反報告)
侑理(プロフ) - こんにちは！紅一点の物語大好きなので楽しみにしています！！ (2020年4月2日 19時) (レス) id: c38c050dd0 (このIDを非表示/違反報告)
Eir(プロフ) - はじめまして！いつも楽しくお話しを読ませていただいてます。更新楽しみにしています！頑張ってください(o^^o) (2020年4月1日 9時) (レス) id: ed0fff4166 (このIDを非表示/違反報告)
瑶(プロフ) - これからも更新頑張って下さい！応援してます!!長文失礼しました。 (2020年3月31日 22時) (レス) id: 4fa45ba1a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：望穂
| 作成日時：2020年3月28日 0時
