お願い�� ページ5
シルクside
貴「もうすぐ着くよ」
ｼﾙｸ「わかった、気をつけて帰ってこいよ」
マスクでくぐもったAの声が鼓膜に届いた
今日は竹野と遊ぶって言って
昼に出て行った
いつ帰ってくるのか気になって電話をかけたところだ
貴「ただいま〜」
ｼﾙｸ「おかえり！」
リビングに入ってきたAを
編集しながら迎えた
貴「…洗濯物入れてくれた？」
ｼﾙｸ「あぁ、ごめん忘れてたww」
へらっと笑って答えると
不機嫌に顔が歪む
貴「いつもそうじゃん…少しくらい家の事手伝ってよ…」
ｼﾙｸ「俺だって編集で忙しいんだけど？動画の企画もしなきゃだし」
不満そうな声に思わず反論してしまう
貴「確かにね？でもシルクよりは遅いし下手くそだけど私だって編集してるもん」
セカンダリとかゆったりできるものは
Aにやってもらうことも多いけど
ｼﾙｸ「俺だって色々やってんのにそう言われるとムカつく」
Aより遥かに多い量をこなしてるつもりだ
貴「ご飯も掃除も洗濯も全部私がやればいいの？洗濯物取り込むのなんてすぐ終わるでしょ？」
正論を言われて言い返す言葉が無くなったのに
イライラして口が動く
ｼﾙｸ「なら俺が編集してる時にちょっかい出してくんのやめてくんない？正直めんどいし、アレでだいぶ作業遅れるんだよ」
思ってもいないことが口から飛び出して
Aを傷つけている
面倒くさくなんてないし
なんならその後めちゃくちゃ捗る
貴「……」
目に涙を貯めて踵を返すと玄関に向かって歩いていく
ｼﾙｸ「おい、どこ行くんだよ？」
靴を履くAを止められないでいる
貴「ごめんね、今日はシルクと仲良くできる気がしない」
そう言って外に出ていく
足が固まって動かない
すぐ追いかけなきゃならないのに
ｼﾙｸ「…んだよっ！」
自分に腹が立って
それをAの所為にしようとしたんだ
ｼﾙｸ「んなの、すぐ帰ってくるに決まってんじゃん…」
そう言い聞かせてパソコンの前に座る
ｼﾙｸ「……あぁ！進まねぇ！」
頭を掻き毟る
ｼﾙｸ「…A」
スマホが鳴って液晶画面に名前が表示される
謝るんだ、と決心して電話をとると
ｼﾙｸ「…は…？」
聞きなれない声と共に
信じられない事実が
俺を殴り付けた
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*のの(プロフ) - いけめそさん» 「ねぇ、こっちを見て…」ってやつですよね？頑張ります (2020年1月10日 22時) (
レス) id: 139f9ac550 (このIDを非表示/違反報告)
いけめそ - リクエストいいですか？少し前にTikTokで流行った、「こっちを見ろ」みたいな音源を使って書いて欲しいです。お願いします (2020年1月10日 21時) (レス) id: 84ff08105e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鳴海 帆南 | 作成日時：2020年1月4日 15時
