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青side
＿＿＿＿＿ やっと名前を呼んでくれましたね。
この言葉を聞くと大人は
はっとしたように顔をあげる
橙「○さん。俺は名前知っとるのに
俺のことは一度も呼んでくれなかったから
名前知られてないんかって思ってましたわ。」
○「っ、ごめんなさい…」
橙「ねぇ、○さん。
俺と紫耀と廉のことをさ、透明人間みたいにして
関わらんやったんは何か理由があるんやろ？」
青「誰、その2人」
橙「この施設で透明人間の扱いをされた
年下の2人。説明した子たちやで。」
○「それは…」
橙「あの時おった他の大人の人たちは？」
○「違う施設に移動してて、」
橙「じゃあその時のことは○さんにしか
分からないんですよね。」
○「…」
橙「じゃあ、教えてください。あの時の真実を。」
青「真実って…」
橙「○さん、あなたも解放されてええんやで。」
○「康二くん…」
そう名前を呼ぶと、ぽつりぽつり
その時の真実が明らかになっていった
＿＿＿＿＿
○「本当は康二と紫耀くん、廉くんたちが
この施設に入るって報告を受けた時
あの時の人たちも含めみんなで歓迎してた
たくさん準備もしたし、3人の過去のことも
調べて寄り添っていこうって思ってた。」
青「じゃあなんで？」
○「康二くんが大阪にいた時の施設の人たち
康二くんのことがあってから捕まった人もいたし
処分される人たちばっかりだった
でもね、処分されるだけだった人たちが
この施設に来て、あなたを……
傷付けてくれって頼まれたの」
青「意味わかんねえんだけど…
じゃあお前らはその要求を簡単にのんだわけ？」
○「簡単にのむわけない。
もちろんやるわけないって何度も断った。
だけど大阪の施設自体が組の人達から支配されてて
家族を傷つける、お前らを襲う、警察に言うなとか
そんなことを言われるたびに
もうどうすればいいか分からなくなって
頭が真っ白なうちに要求をのんでしまったの…」
橙「俺はそことの繋がりはあったけど
紫耀と廉まで何で傷付けられなあかんかったん…」
○「その2人もあなたと同じ大阪の施設からの子で
同じ組関係者の元にいた子達なの」
橙「そうなったんやな」
俺らはどんな理由であろうと
募る怒りをいつ爆発させるか分からない状況なのに
康二だけはやっぱり
視線を一点に集めてそう言っただけだった
.
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つみき(プロフ) - まいまいさん» 私自身もこの9人の話を書かないとなると本当に寂しいです(T ^ T) 更新が滞ったこともある中、最後まで見守っていただきありがとうございました☺︎ (2021年10月21日 8時) (
レス) id: 43a3405b0e (このIDを非表示/違反報告)
つみき(プロフ) - ひらめさん» ひらめさぁぁぁん！もうこれからも神に近づけるように頑張ります！ありがとうございます☺︎ (2021年10月21日 8時) (レス) id: 43a3405b0e (このIDを非表示/違反報告)
つみき(プロフ) - みかんさん» 私自身優しくて暖かい話になればいいなと思っていたので、そう言っていただけて本当に嬉しいです(T ^ T)最後まで読んでいただきありがとうございました☺︎ (2021年10月21日 8時) (レス) id: 43a3405b0e (このIDを非表示/違反報告)
つみき(プロフ) - はるさん» 最後まで読んでいただきありがとうございますm(__)m これからもよろしくお願いします☺︎ (2021年10月21日 8時) (レス) id: 43a3405b0e (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - 完結お疲れさまでした。いつも楽しみに更新待ってました。終わってしまうのは寂しいですが最後まで楽しませて頂きました。ありがとうございます。 (2021年10月21日 7時) (レス) @page50 id: f6f271f679 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つみき
| 作成日時：2021年7月31日 19時
