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「....、ごめんな。」
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優太くんが私達を後にしてから
廉くんは私にそう言ってきた
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『なんで謝るの?』
「俺がやらんって言うたから
優太が王子役やる事なったやん。
お陰で見たくないもんばっか見る事なったやろ?」
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廉くんは申し訳なさそうに
私の顔を覗く
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『廉くんのせいじゃないよ。
私なら大丈夫だから。』
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笑って何とか誤魔化そうとしても
廉くんにはやっぱり通用しなかったらしい
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「愚痴ならいくらでも聞くからな。」
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廉くんはそう言って
私の頭に手を置いて作業に戻っていった
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「ねぇねぇ。」
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ふと斜め上を見上げると
優太くんよりも背が少し高い
クラスの男の子がいる
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「永瀬と付き合ってるの?」
『.....え?』
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付き合ってる?
廉くんと私が?
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『付き合ってないよ?』
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否定するとその男の子は
何故かホッとしたような表情をした
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「じゃあ、俺にも可能性ある?」
『...?なんの?』
「Aさんの彼、「A。」
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呼ばれた方を向くと
制服に戻った優太くんがいた
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『どうしたの?』
「...ちょっとわかんねぇとこあるから
教えて欲しいんだけど。」
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劇なら私に聞かなくても
監督してる子に聞いたらいいのに
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と、思いつつも
わかったと返事をして男の子の方を向く
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『ごめん、途中で。
なんの可能性?』
「あー、忘れて。
俺頑張るわ。」
『...?
うん、準備頑張ってね。』
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そう言った私に男の子は苦笑して
どこかへ行った途端
優太くんは私の腕を引っ張って教室を出た
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苺大福(プロフ) - uhaaさん» 閲覧ありがとうございます。2は以前書いていたものを訂正している最中ですので、すぐ続きを公開してから3はパスワードを無くして公開します。学生の身分なので更新が夜になることが多くなります。把握よろしくお願いします。 (2020年2月20日 21時) (レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
uhaa(プロフ) - いつも楽しみに見ています!パスワード教えてもらえますでしょうか? (2020年2月20日 19時) (レス) id: 8d399c4708 (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - がりこさん» 閲覧ありがとうございます。2でまだ出していないお話がありますのでそれが書き終えたら3も出します!更新遅くてすみません...。よろしくお願いします。 (2020年2月18日 23時) (レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
がりこ(プロフ) - 続きが読みたいです、、。パスワード教えて欲しいです!! (2020年2月18日 21時) (レス) id: e32e0ad290 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - 昨日作品見つけて一気にここまで読んでしまいました、、、ドキドキが止まりません( i _ i )更新楽しみにしてます!!!!!!! (2019年10月25日 2時) (レス) id: cbf3d7ca2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:苺大福 | 作成日時:2019年10月19日 22時