[続] 私の王子様 2 - Yuta.Kishi -

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私と廉くんは吃驚してドアの方を見ると


そこには王子の衣装を着た優太くんがいた





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「ちょ、変じゃないっすか！？

てかめっちゃ恥ずかしぃんすけど！！」





「岸、めっちゃ似合ってる！」


「イケメン....。」





「まじっすか！？あざっす！」





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優太くんを囲む女の子達はもう釘付けで





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私は優太くんを視界から外す為に


下を向いた





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あぁ、これ絶対モテるやつ...





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「あ、優太こっち来るで。」





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廉くんの言葉に顔を上げると


優太くんは私の目の前にいた





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「どう....、っすか。」





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緊張してる時の癖


久しぶりの優太くんの声





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それだけで胸がきゅってなる





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『似合ってる、すごく。』





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私の目の前にいるのは本当の王子様みたいで


見とれてしまって


格好良いなんて言えない私に優太くんは微笑んだ





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「あ、岸くん！」





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そんな幸せな時間なんて


すぐ終わって





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声がした方を見る





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『....っ！』





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衣装を着ている白石さんは


ぐうの音がでないほど綺麗で





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「衣装似合ってるね！格好良い！」





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白石さんは私が言えなかった事を


さらっと言って





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「白石ちゃんも似合ってる！可愛い！」





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優太くんは私に言って欲しい事を


白石さんに言う





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「ちょっと2人とも来てー！」





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衣装係の子に呼ばれた優太くんは、


じゃあな！と言って白石さんと行ってしまった





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2人はどこからどう見ても


美男美女でお似合いで





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日に日に苦しい気持ちだけが


募っていくばかりだった





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