093 K side ページ42
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雨で濡れた身体で
電車に乗って駅に着くと
また俺は家に向かって全速力で走った
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干してあった洗濯物を取り込んで
部屋に入れる
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『さっみ....。』
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温かいシャワーを浴びたはずなのに
身体はまだ冷たいし
若干咳も出てきて風邪っぽい感じがする
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しばらく家でゆっくりして
夜ご飯を買いにスーパーへ行った
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お弁当を買って会計をすると
少し小雨になってたので傘を折りたたむ
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「....、岸くん？」
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呼ばれた方を見たら
そこに白石ちゃんがいた
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『えっと、なんでここに？』
「私の家ここの近くなの！」
『....そうなんだ。』
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振った相手と喋るのは何とも気まづくて
その場を去ろうとした時
足元がふらっとした
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「岸くん！？」
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慌てて駆け寄ってくれる白石ちゃんに
俺はつい覆いかぶさる
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「え....、大丈夫？すごい熱！」
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額に添えられた白石ちゃんの冷たい手は
少し心地よかった
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俺を家まで送ってくれる、と
言ってくれたから俺は甘えることにして
ベッドまで運んでもらい俺は寝転んだ
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『.....ごめん、白石ちゃん。』
「私はいいけど...、おうちの人は？」
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キョロキョロしながら白石ちゃんは言う
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『火曜日まで、
どっちも出張だからいない。』
「え、じゃあ私ここいるよ！
流石に病人放っておけない！」
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白石ちゃんは俺の返事を聞く前に
台所借りるね、と言って
俺の部屋から出ていった
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苺大福(プロフ) - uhaaさん» 閲覧ありがとうございます。2は以前書いていたものを訂正している最中ですので、すぐ続きを公開してから3はパスワードを無くして公開します。学生の身分なので更新が夜になることが多くなります。把握よろしくお願いします。 (2020年2月20日 21時) (
レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
uhaa(プロフ) - いつも楽しみに見ています！パスワード教えてもらえますでしょうか？ (2020年2月20日 19時) (レス) id: 8d399c4708 (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - がりこさん» 閲覧ありがとうございます。2でまだ出していないお話がありますのでそれが書き終えたら3も出します！更新遅くてすみません...。よろしくお願いします。 (2020年2月18日 23時) (レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
がりこ(プロフ) - 続きが読みたいです、、。パスワード教えて欲しいです！！ (2020年2月18日 21時) (レス) id: e32e0ad290 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - 昨日作品見つけて一気にここまで読んでしまいました、、、ドキドキが止まりません（ ｉ _ ｉ ）更新楽しみにしてます！！！！！！！ (2019年10月25日 2時) (レス) id: cbf3d7ca2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺大福
| 作成日時：2019年10月19日 22時
