[続] 私の王子様 2 - Yuta.Kishi -

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家に入って


濡れている髪の毛と身体を流すために


お湯を溜めてお風呂に入る





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お風呂から上がると


携帯に通知のマークがあった





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画面を開くと紫耀からで


くだらない画像が数枚送られてきている





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きっと私を笑わせようと


必死に探したんだろうなぁ





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『ふふっ。』





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その時の紫耀を想像したら


少し笑えてきた





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A普通だね、





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わざとこんな返事をしたら


次々と送られてくる画像





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本当、紫耀って相変わらずだなぁ





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ふと優太くんとのトーク画面を開く





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.....、





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優太くんからの連絡はない


忙しいのかな？





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優太くんの方が家が遠いから


いつも家に着いたらすぐにLINEをくれるのに





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A家ついたよ


A雨大丈夫だった?





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そう送ってから


私はご飯を食べたり


課題をしたりして


返信を待ってたけど


一向に来ない





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風邪引いたのかな？


大丈夫かな？





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外はまだ真っ暗で


たまに雷が鳴っている





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ベッドに入ったのはいいものの


このままだと寝れる気がしない....





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ﾌﾟﾙﾙﾙ....「もしもし！」





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いや本当に秒で出たんだけど





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『出るの早くない？笑。

てか今電話大丈夫？』





「そろそろかかってくるかなぁ、って思って

ご飯もお風呂も全部済ませて

携帯の前で待機してた！」





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電話越しに聞こえる紫耀の声は楽しそうで


ずっと喋ってたら


いつの間にか眠りについていた





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