[続] 私の王子様 2 - Yuta.Kishi -

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『白石さん....。』





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白石さんは相変わらず可愛くて


優太くんの隣の私を見て手を振ってくれる





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「時間もうすぐだよ、行こ？」





「え、あ、おう！」





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...、





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優太くんも相変わらず優しいね





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「じゃあまた後でな！」





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だって、


白石さんに引かれてる左腕


振りほどかないんだもん





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皆知らないとしても


彼女の前だっていうのに





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私はため息をついて


優太くんのいなくなった中庭のベンチに腰掛けた





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「岸くんは？」





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見上げるとそこに紫耀がいる





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『チュロス売りに行った。

廉くんは？』





「女子に捕まってる笑。」





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紫耀が指さした方を見ると


女の子に囲まれてる廉くん





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流石、イケメン


凄い嫌そうな顔してるけど





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「廉といたら俺まで囲まれるから大変やぁ。」





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苦笑いした紫耀だけど、


紫耀もイケメンだからね？





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廉くんが隣にいなくても囲まれると思うよ？





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「なぁ、射的やりたい。」





『いいけど、廉くんは？』





「Aんとこ行く言うたから大丈夫！」





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そう笑って紫耀は私に


行こ、と行って歩き始めたので


私は紫耀のあとを付いて行った





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「やりたいでーす！」





「え、あ、はい！！」





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受付の女の子は紫耀を見るなり


顔を赤らめている





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紫耀は天然でよく笑うし愛想いいから


すぐに女の子を虜にしちゃうんだよなぁ





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「ちょっと待っててね。」





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銃を持った紫耀は


片目を閉じた





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