10 ページ10
廉「えーーーーらいこと遅かったなぁぁぁああ〜〜〜！？！？」
やっと帰ったら、やっぱり廉くんはご立腹だった。
『ただいまー。』
廉「おいコラ！！俺、怒っとんのやぞ！？」
紫「ただいまぁ！」
廉「あ″〜〜〜イラつく！！この日本語通じん感じ！！！しかもダブルで！！」
既にスウェットに着替えた廉くんがソファでジタジタしている。
『廉くん、�爐�かえり″は？』
廉「あ″ぁっ！？」
怖ッ！！！
てか、なんでそんなに怒ってるの！？！？
お互いご飯は済ませたんだし、出かけるって知ってたじゃん！！！
納得行かなくてムスッとした顔で口を尖らせていたら、ソファから立ち上がった廉くんがこちらに歩いて来て、何やらジロジロと私のことを観察して来た。
『…え………何…………。』
廉「…どこまで行ったん？」
『お台場！』
廉「……そーやなくて……てか、お台場ぁぁああ！？！？なんでそんな方まで行ったん！？！？
平日にわざわざ！！！アホちゃう！？」
紫「……別にええやろ、どこ行ったって。
俺、着替えてシャワー浴びるわぁ。
Aちゃんも、もう部屋行き！！
反抗期の弟なんてほっといてええから！！」
『う、うん。じゃあね、廉くん！』
何かに激しく腹を立ててるらしき廉くんを避けるように慌てて自分の部屋に引っ込むと、「ふーっ…」と長い深呼吸をした。
…今日は色んなことがあったなぁ。
さすがにちょっと疲れた。
紫耀くんはシャワーって言ってたけど、私はお湯溜めて入ろうっと。
初めて乗ったバイクは、ちょっと悪いことをしているような気分になって
けど、その後に見た夜景はすごく綺麗で
そしてその夜景を見ていた紫耀くんは
もっともっと、綺麗だった。
ついさっきの光景なのに、なぜか夢の中で見た景色みたい。
けどそれは不思議な力強さで
私の目の奥に、焼き付いていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2086人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きのこ(プロフ) - りなさん» そ！こ！？ (2020年2月5日 21時) (
レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
りな - イケメンのオタクなれんれん最高っす、、、 (2020年2月5日 19時) (レス) id: a5dc901322 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - LABIさん» 中身濃かった！？よかったー、嬉しいです！お忙しい中ありがとーございました！れんれんうるさいからアップして来たよ！！本来のきのこのテイストを思い出せるギャグ風味。お試しあれ。 (2019年11月15日 23時) (レス) id: d1bec498c0 (このIDを非表示/違反報告)
LABI(プロフ) - 1番の万歳はれんれんの軽い感触のちゅっでした！(おまけ最高) (2019年11月15日 22時) (レス) id: 3649cec9a9 (このIDを非表示/違反報告)
LABI(プロフ) - きのこさん完結おつかれんれんでした！！いやー楽しかったw中身濃いwwクローゼット万歳。舌万歳。ありがとうございます胸いっぱいです〜！旬も終わりかけとか言わないで！！w次はれーん！待ちに待ったれーーん！れーんれーんれーん (2019年11月15日 22時) (レス) id: 3649cec9a9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きのこ
| 作成日時：2019年11月6日 17時
