教えて、結び方 2 (ページ21)

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長瀬「図書室で初めて喋った時にビックリした、メガネちゃんの隣の子じゃんって！しかも、まさかの名前まで教えてくれるし笑」

「あ、あははっ、あれは、つい」

長瀬「本当はずっと話してみたいと思ってて、だけど廊下で見かけてもなんかどうやって声掛けたらいいか分かんなくてさ」

「…………え？」

だから、すっごい嬉しかったんだよねって、太陽のような笑顔の君がいて、

また、胸が高鳴った

長瀬「俺もさ、佐々木さんに何個か嘘ついてたから言うね」

「……う、うん」

長瀬「2回目俺が図書室来た時に、放課後バスケ見に来てる子って思い出した！って言ったけど、実は初めて喋った時から分かってたよ」

頭を搔いて、恥ずかしそうに笑う長瀬くん見て

どうして、って声が出ていた

長瀬「うん」

「図書室の日も、何でだろうって思ってた、誰かのこと好きなの？とか、めちゃくちゃ図星付かれてビックリして、今も、そんな6月から、なんで」

長瀬「自意識過剰にもね、俺の事見ててくれてる子がいるなって思ってた」

だから佐々木さんのこと覚えてた、

そう言われて少し焦った

嘘、やっぱり、じゃああの日の質問は

私気付かれてたんだ

それだからさ、って続けた長瀬くんは、

図書室の日に思い切って聞いてみたんだよね、でも深田って言われちゃったから、あ、俺の勘違いだったのかなって思った、あの時はマジで自分に呆れてた、笑

自意識過剰過ぎたわ、って

そう言ってハハって苦笑いをしてから私の方を見て、

こっからがまた2つ目の嘘、そう呟いた

長瀬「応援するって言ったことに嘘の気持ちは無かったけど、背中押すからを言い訳に交換した連絡先は、普通に欲しかったから」

俺が佐々木さんと話したいと思ったから、

そう言って、息をふぅって着いた長瀬くんは

前置き長すぎた、ごめんと言い、

俺ね、と私の目を見た

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