君との出会いを【吉野北人】 (ページ49)

今日:38 hit、昨日:34 hit、合計:69,345 hit

49. ページ49

Aside

急に北人くんの香りに包まれてドキドキして顔が赤くなった。後ろにいるから北人くんに見えなくてよかった。

信じてと言われて北人くんに従って歩いていると急に手が外されて目の前に広がる夜景。たった数時間で美味しいご飯も食べさせてくれて夜景にも連れてきてくれた北人くんにお礼を言いたくて振り返るとバチッと目が合う。

「ありがとう、北人くん。美味しいお店もこんな綺麗な夜景も見せてくれて。」

喜んでもらえたならよかったって言う北人くん。この場所は北人くんの内緒の場所だから誰にも言わないでって言うけど言うつもりなんて元々ないに決まってる。

そのまま夜景を眺める。キラキラ輝いていてずっとこの時間が続いてくれたらいいのに。

しばらく眺めて家に帰る。

北人「家まで送るよ。」

2人で横に並んでまた手を繋ぎながら夜道を歩いた。

「ここまでで大丈夫だよ。」

北人「いや、危ないから家まで送るよ。てか、送らせて。」

「あ、うん、ありがとう！」

北人「うん。」

そう言って優しく微笑む北人くんにキュンとする。自然と車道側を歩いてくれるところとかサラッと手を繋いでくれるところとか紳士でこんな風に女の子扱いしてもらったことはないから胸が高鳴る。

公園から家まではそんなに遠くなかった。また行きたいな。できれば北人くんと一緒に。

ここまで見ていただきありがとうございます！きりが悪くなってしまうのですが、あと一話で移行させていただきます。移行後も読んでいただけると光栄です。ぜひ評価等もよろしくお願いします！
また、お話し完結後も短編なども描きたいと思っていますのでコメント等でリクエストもお待ちしております！