10ー4,勘違いだよ ページ34
『……どういうことですか?』
突然“会うのはこれで最後”と言われ、私は混乱した。
ジン「……」
『え、どうして?嫌です。』
ジン「……ごめん」
『質問に答えてください…どうして一緒にいちゃいけないんですか?』
ジン「……」
ごめんとただ謝るだけで、黙り込んでしまうジンオッパ。
どうして?何か事情があるんだよね?
私には言えないことなの?
『私、オッパとずっと一緒がいいです』
ジン「っ……」
『……オッパは違うんですか?』
観覧車でのキスは、どんな意味だったの?
私と同じ気持ちでいてくれてるって、そう思ったのは私の勘違いだった?
ジン「……君と僕のためなんだよ」
『え?』
ジン「こうするしかないんだ」
『だからどういう……』
ジン「……ごめんな」
そう言うと彼は突然立ち上がり、ベッドの縁に置いていた黒い宝石を手に取ると、私の手にそれを握らせた。
ジン「○○は………
もうオッパが居なくても大丈夫。強い子だ。」
『何言って……』
ジン「それに、○○を支えてくれる人が、もう沢山出来ただろ?」
『私はジンオッパが……っ』
“私はジンオッパが好き。”
そう伝えようとしたのに、シッと彼に人差し指で唇を塞がれてしまった。
ジン「……○○、勘違いだよ。」
『……え?』
ジン「君が辛い時に、僕が現れて優しくした。
だから勘違いしてるだけ。
……だから、それ以上は言っちゃダメ。」
“最後の宝石が、きっと君を更に幸せにしてくれる”
そう言い残すと、ジンオッパは微笑みながら光の中へと消えていってしまった。
ーー【※ここからは本編ではありません】ーー
お話の途中に申し訳ありません…!
作者のなーさと申します。
この度、短編集を書き始めましたので、少しだけ告知させてください!
メンバー1人ずつのメインストーリーを載せていけたらと考えております♪
7話ずつの読み切りサイズとなっていますので、気になる方は是非こちらの方もよろしくお願い致します!
「虹色ぽろぽろ【短編集】」
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/niziporo/
(※「君の願いを叶えてあげる」は毎日更新をしておりますが、短編集は不定期更新とさせていただきます!)
第11章ー1,黒糖と白糖→←10ー3,伝えなきゃいけないこと
52人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なーさ(プロフ) - Chocoさん» コメントありがとうございます!感動していただけたようで、とても嬉しいです…。温かいお言葉をありがとうございます!今後の作品も応援していただけると嬉しいです! (2023年4月1日 8時) (レス) @page49 id: 292eed826b (このIDを非表示/違反報告)
Choco(プロフ) - こんばんわ、初コメ失礼します!なーささんの作品を読ませてもらい、ホントに恥ずかしいですが泣いてしまいました…。素敵な作品を作って下さりありがとうございます!!なーささんの作品とても大好きです! (2023年4月1日 1時) (レス) id: 59651d7816 (このIDを非表示/違反報告)
なーさ(プロフ) - あんにょんさんさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです…励みになります(泣)これからも更新頑張りますね! (2023年2月10日 0時) (レス) id: 292eed826b (このIDを非表示/違反報告)
あんにょんさん(プロフ) - もう、ほんと、神作品すぎます…!いっそドラマ化してほしいくらいです笑 応援しています!! (2023年2月9日 15時) (レス) id: 999eb198b5 (このIDを非表示/違反報告)
なーさ(プロフ) - 月花さん» コメントありがとうございます!尊敬だなんて……私にはもったいないお言葉です。(泣)これからもこまめな投稿を心掛けて頑張りますので、よろしくお願いいたします! (2021年7月13日 23時) (レス) id: 292eed826b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なーさ | 作成日時:2021年6月15日 23時