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「あともう一個」
「えーまだあるの？」
「これが一番大事だ」
「なぁに」
「俺にキスしろ」
「キス？」
キスって、潤が「ただいまぁー」って言いながらいっぱいしてくれたやつ、だよね。
「そうだ」
「いいよ。ちゅっ」
「おわっ。んふふ」
おーちゃんが嬉しそう。
「おーちゃん、嬉しいの？」
「あぁ、すげー嬉しい。俺はAのこと大好きだからな」
「私もおーちゃん大好きだよ」
「そうだ。大好きのキスだ」
「ただいまじゃなくて？」
「ははっ。俺ここにいるし、ただいまじゃねーだろ」
「そっか」
「A。いいこと教えてやる。人間はな、大好きな人にキスするんだ。大好きとかありがとうとか、その人のこと大切で大好きって思うときにキスするんだ」
「大切で大好き・・」
潤は私にいっぱいキスしてくれた。
潤は私のこと、大切で大好きってって思ってくれてたんだ。
「じゃぁ行くか」
「うん。行く。潤のとこ」
「も一回言うぞ。下にいられるのは１年だけだ。潤に犬のAだったって絶対に言うな。ばれるんじゃねーぞ。わかったな」
「うん。わかってる」
「よし。じゃぁ潤のこと元気にしてやって来い」
おーちゃんが私の頭に手を置いた。
次の瞬間、
世界は真っ白になった。
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ちな(プロフ) - ayaさん» ayaさん、コメントありがとうございます。とても嬉しいです！期待に沿えるかわかりませんが、がんばりますので、これからもよろしくお願いします。 (2019年4月6日 7時) (
レス) id: 39df0fabf1 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - ちなさん、こんにちは！初コメです。まだ始まったばかりのこのお話ですが、ワクワクしながら読ませて頂きました。私もＪに飼われたい！続きも楽しみにしてますね^^ (2019年4月1日 12時) (レス) id: 09a0cb5a29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな | 作成日時：2019年4月1日 0時
