強めな執事 ２

44 ページ3

.









静ちゃんにしてはめずらしく、風磨と会うことを拒み続けていたが結局最後は折れてくれて一緒に帰ることに




校門を出るといつも通り車によりかかっている風磨




『 静ちゃん、あの怠そうな感じのスーツの人が風磨だよ 』



静「 あ、そ、そうなんだ 」






風磨は私の隣に静ちゃんがいるのに気付くと、姿勢を正し一礼をした



こういうところはやっぱり執事なんだなぁと思う



『 紹介するね、この子が静ちゃん。絆創膏をくれた子だよ 』



風「 Aの執事の菊池と申します。いつもAがお世話になっております 」


そう言うとまた一礼をする



静「 あ、ど、どうも。こちらこそいつもお世話になってます… 」



『 静ちゃん緊張しすぎ(笑)リラックスリラックス〜 』





その後、車内で他愛ない話をしながら静ちゃんをお家まで送り届けることに



静「 送っていただいてありがとうございました。帰り、お気をつけてくださいね 」


『 静ちゃんまた明日ねー！ 』



外から手を振る静ちゃんに風磨が会釈をして、車を発進させる




『 静ちゃんいい子でしょ？安心した？ 』



風「 Aの暴走に付き合ってくれるんだから相当心が広いんだろうな 」



『 人を暴れ馬みたいに言わないで！ 』






.

45→←43

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す