強めな執事 ２

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「 おじいちゃんずっと足悪いでしょ？これ持ってたら治るよきっと！ 」


そう言うと駆けて行ってしまった女の子



聡「 じいちゃん、これ… 」



「 優しいなぁ、あの子は 」


優しく微笑んで四葉のクローバーを大事そうに持つおじいちゃん




聡「 じいちゃんはもう亡くなったんだけど、そのクローバーを押し花のようにキーホルダーにしてずっと大事に持ち歩いてたんだ 」



それがこれ、と見せてくれたキーホルダーには綺麗な状態のままのクローバーが入っていた




聡「 その女の子にいつかお礼を言いたいんだ。あの時はありがとう、じいちゃんずっとお守りにしてたんだよって 」



『 その女の子って近所の子とかじゃないの？公園にいたんでしょ？ 』



聡「 うん、でもその子はその日に引っ越しちゃったんだ。…でも、会えたよ、この学校で 」


『 うそ！よかったね！もう話はしたの？ 』



聡「 ううん(笑)クローバーもらったのすごい小さい時だし、向こうは絶対覚えてないから。なんかいざお礼を言える状態になるとなかなか言い出せなくて 」



『 そっか…でもいつか言えるといいね 』


聡「 うん。Aちゃんにはこんなにスラスラと言えるんだけどな〜(笑) 」







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