【名前変換オリジナル】先生こーりゃくっ！！

37話 ページ40

「……終わったぞ。お疲れ」

私はマットに倒れ込む。
先生はちょっと笑った。

「ご褒美やろうか」

いつもなら私はその甘美な言葉に飛びついただろうが、なんせ今の私は疲れていた。
ぼんやりと頷くと、先生は笑って、私をマットの上に座らせた。

首の後ろに温かい手が当てられる。
ちょっとドキッとした。

「……凝ってるな」

首がじわじわと温められ、溶けていくような気持ちだ。
手が肩に降りてきて、肩をぐーっと押される。

「痛くないか？」
「……はぁい」

先生が笑う気配を感じる。

「勉強のしすぎか？椅子の高さがあっていないかもしれないな」
「……はい」

まさか肩をマッサージしてもらえるとは思わなかったが、えげつなく上手い。

「……痛くないか？」
「……はぁい。かんぺきですよぉ」

今度はこめかみ辺りをぎゅうっと押されて、私は溜息をついた。

「あー……先生、なんで教師なんかやってるんですか」
「……成り行き」
「……まじですか」

頭のマッサージも文句無しに気持ちいい。

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