玖話 ページ48
...A視点...
数分後、漸く全部の瓦礫を運び出した
気づけば空はオレンジに染まっていた
宇「お疲れさん」
宇髄先生の手にはジュースが二本、握られていた
『有難う御座います』
宇髄先生からジュースを受け取る
私たちはその場に座り空を眺めていた
『もう二度とやりたくありません...』
宇「いいじゃねぇかよ!偶には運動しろ!」
『......』
ジュースを一口飲むと冷たくて美味しかった
最近、美術部らしいことあんまりやってない気が...
?「むぅ!こんな所でどうした!二人共!」
いきなり後ろから大きな声が聞こえたので、後ろを振り向くと...
宇「よぉ!煉獄!」
『煉獄先生...』
煉獄先生がゴミ捨て場に積み上げられている大量の瓦礫を見て、大きな瞳を更に大きく見開き「よもや!!」と言った
煉「この瓦礫は二人が運んだのか?」
宇「『ああ/はい』」
一応、私もこの作業三回目だし反応には慣れた
煉「宇髄もだが藤鬼少女も凄いな!!女子なのに凄いぞ!!」
煉獄先生は笑顔でそう言うと私の頭も優しく撫でてくれた
煉獄先生が人気なのって...こういうところなんだろうなぁ...
宇「何だ?煉獄、知らなかったのか?美術室の壁を破壊する度にやってたぞ」
煉「うむ!知らなかった!だが宇髄!あまり美術室の壁を破壊するのも良くないぞ!」
『そうですよ...』
宇「いいんだよ。芸術は爆発なんだからよぉ」
そんな話をしていると最終下校時刻を告げる放送が流れた
もうそんな時間か...
煉「藤鬼少女!最終下校時刻だからそろそろ準備をして帰りなさい!あまり遅くなると危険だしな!」
『わかりました』
ジュースの缶を捨ててスカートの塵をはらう
結構長い時間此処に居たんだ...
宇「よし!今日の部活は終わりだ!気を付けて帰れよ!」
最後に宇髄先生と煉獄先生に挨拶をしてから急いで美術室に戻り帰る準備をした
校舎に残っている生徒は殆どいなかった
昇降口に着き、急いで靴を履いて校門へ向かう
...?校門に誰かいる...
薄っすらと見えていた人物がはっきり見えた途端、私の気分は一気に下がった
『......最悪』
校門には竹刀を持った冨岡先生が立っていた
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葵羽〜best friend group〜(プロフ) - イラストがすごく綺麗です!お話も面白いし夢主ちゃんも可愛いです!この作品に出会えて本当によかったです!(* ´ ▽ ` *)応援しております!頑張ってください! (2020年6月3日 22時) (レス) id: bccf6ec4c9 (このIDを非表示/違反報告)
焔(プロフ) - ぺるさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです!イラストの方も楽しみにしててください! (2020年6月2日 11時) (レス) id: 023d687807 (このIDを非表示/違反報告)
焔(プロフ) - ブラックキャット0626号さん» コメントありがとうございます!これからもイラストもお話も頑張るので楽しみに待っててください! (2020年6月2日 11時) (レス) id: 023d687807 (このIDを非表示/違反報告)
ぺる - イラストが上手すぎます…しのぶさんと夢主が喋ってる感じのがとくにかわいかったです! (2020年5月29日 18時) (レス) id: 99e12d5a0b (このIDを非表示/違反報告)
ブラックキャット0626号 - イラストも、お話も好きです!!更新頑張ってください! (2020年5月28日 18時) (レス) id: 670fb2d290 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:焔 | 作成日時:2020年4月20日 16時