鬼の瞳隠して人の瞳隠さず

丗陸話 ページ37

...A視点...







「私、月宮菜ノ花(なのは)っていいます。これからも鬼殺隊の任務頑張って下さい！」






彼女...いや、菜ノ花さんの笑顔は彼によく似ている





だから思い出してしまう






でも、失った人達の分まで私は生きなくてはならない




任務で死んでなんていられない








『藤鬼A。貴女のお兄さんの分まで頑張ります』




「！！」







私はお辞儀をし、今度こそ和菓子屋を出た








外はまだ、明るかった






その時、


鴉「カァァ！合同任務デアリマス！炎柱ト合同任務デアリマス！！」








トキワがそう叫びながら私の元へ飛んで来た






『煉獄さんと...？』





トキワは私の腕に立ち、息を整え任務の詳細を話し出した






鴉「無限列車デノ被害拡大デアリマス！其処デハ四十名以上ガ行方不明デアリマス！直チニ西ヘ向カウデアリマス！」








無限列車で四十名以上が行方不明...




十二鬼月の仕業か？








ト「西デアリマス！西デアリマス！」







考えているとトキワが耳元でそう叫びだしたので無限列車がある西ヘ向かうことにした







今から行けば夕方頃には着くだろう






『......』









なんだろう...






・








・








『嫌な予感がする...』







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大正コソコソ噂話

Aの鎹鴉であるトキワは片方の羽が短い為、長時間飛ぶのはかなり体力を消費します。

その為、トキワが長時間飛んだりした場合はトキワの好物である干し柿を食べさせてあげるそうですよ

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