丗弐話 ページ33
...A視点...
_その日の夜、夢を見た
"お前はどちらでもない。お前のような存在の居場所は此処だけだ"
うるさい。私の居場所は他にもある
"可哀想だねぇ...親の愛情という物を知らずに育ってしまって..."
貴方も親の愛情を知らない癖に
"いいかい?A。お前はどんなことがあっても諦めてはいけないよ"
私は貴方がいたから諦めなかった。でも...
"お前が何処に逃げようと無駄だ。どうせ逃げられない"
_______
____
_
『はッ....!!』
目を覚ますと視界には天井が映った
嫌な夢を見た...
もう何年も聞いていない声...
外を見るとちょうど、朝日が昇っていた
只々、朝日が眩しかった
『...汗かいてる...』
汗の所為で着物が体に張り付いて気持ち悪かった
『着替えよう...』
____
__
身支度を整え屋敷を出る
今日はまだ特に任務はきていない
取り敢えず近くの町のパトロールをしよう
私は刀を羽織りで隠し、近くの町までゆっくり歩いて行った
.........
近くの町に着き、適当に商店街など見たりしつつも何か事件が起こらないか周りを見ていた
まだ朝だし特に何もないと思うけど...
「オイ、そこの嬢ちゃん!良かったら見ていかないか?」
声をかけられたお店の品物を見てみると髪紐や簪などが売られていた
『綺麗…」
光に反射してキラキラと光る簪を見て思わず呟いてしまった
「ハハっ!だろ?」
『ええ。でも...私にはこれがあるので』
私は今、自分が身に付けている赤色の髪紐を優しく触る
「そうかい、そりゃあ残念だ。まぁ気が変わったらまた見てくれよ」
私はそのお店から離れまた、適当にぶらぶらと歩く
何か任務来ないかなぁ...
そんなことを考えているといきなり後ろから声をかけられた
甘「Aちゃん!!お早う!!」
声をかけてきたのは甘露寺さんだった
『甘露寺さん、お早うございます』
甘「Aちゃんも此処ら辺のパトロール?」
『はい。そんな感じで((グウゥゥゥ
....
お腹の音が辺りに響く
甘「キャ〜!ごめんなさい!!まだ何も食べてなくて...」
甘露寺さんは顔を真っ赤にしてそう言った
やっぱり甘露寺さんって可愛らしい人だ
一つ一つの行動が見てて心がホワホワする
28人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葵羽〜best friend group〜(プロフ) - イラストがすごく綺麗です!お話も面白いし夢主ちゃんも可愛いです!この作品に出会えて本当によかったです!(* ´ ▽ ` *)応援しております!頑張ってください! (2020年6月3日 22時) (レス) id: bccf6ec4c9 (このIDを非表示/違反報告)
焔(プロフ) - ぺるさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです!イラストの方も楽しみにしててください! (2020年6月2日 11時) (レス) id: 023d687807 (このIDを非表示/違反報告)
焔(プロフ) - ブラックキャット0626号さん» コメントありがとうございます!これからもイラストもお話も頑張るので楽しみに待っててください! (2020年6月2日 11時) (レス) id: 023d687807 (このIDを非表示/違反報告)
ぺる - イラストが上手すぎます…しのぶさんと夢主が喋ってる感じのがとくにかわいかったです! (2020年5月29日 18時) (レス) id: 99e12d5a0b (このIDを非表示/違反報告)
ブラックキャット0626号 - イラストも、お話も好きです!!更新頑張ってください! (2020年5月28日 18時) (レス) id: 670fb2d290 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:焔 | 作成日時:2020年4月20日 16時