拾弐話 ページ13
...A視点...
冨岡さんと共に山の奥へと進んで行く
奥に進むに連れて鬼の気配がどんどん強くなっていく
『!!』
すると、少し離れた所に一人の少年が折れた刀を握りながら倒れていた
その少年の前には子供の鬼がいた
赤い糸のようなものが、その少年を囲んでいる
このままではあの糸のようなものに切り刻まれてしまう
冨「俺が倒す。藤鬼は倒れている隊士を頼む」
冨岡さんはそう言うと少年の周りにあった糸を斬り、少年の前に立つ
冨「俺たちが来るまでよく堪えた。後は任せろ」
助けられた少年は大きく目を見開いた
私も直ぐ、その少年の側へ行く
『...大丈夫?』
思った以上に怪我が酷い
?「貴方は...?」
その時、子供の鬼が「次から次に!!僕の邪魔ばかりする屑共め!」と怒鳴り、彼の腕が赤く染まった
鬼「血鬼術 刻糸輪転 」
網状になった赤い糸が冨岡さんの目の前まで来ていた
でも、冨岡さんなら大丈夫だろう
<全集中 水の呼吸 拾壱ノ型 凪 >
ぴちゃんと水の音がした気がした
すると冨岡さんの間合いに入った赤い糸が一瞬で切れていった
確か"拾壱ノ型 凪"は冨岡さん独自の技だと聞いた気がする
次の瞬間、冨岡さんは子供の鬼の首を斬っていた
ゴロリと鬼の首が転がった
私が少年の方を見ると、少年は自分の体を引き摺りながら奥にいる竹を噛んだ不思議な少女の元へ向かっていた
『...鬼...?』
少年が覆い被さるように抱き締めていた少女は"鬼"だった
彼の兄妹か何かだろうか...
そんな中、鬼の目線は鬼殺隊の少年と少女に向けられていた
子供の鬼は何か思い出したのか目を大きく開くと、段々と崩れていってる体が少年の方に向かって歩き出した
少年の前で鬼の体がドサッと倒れた
_これで任務終了
すると少年は鬼の背中を撫でるように手を置いた
『鬼に同情してる...』
冨「...」
___________
作者コソコソ噂話
分かってる人の方が多いと思いますが、今回冨岡さんが倒した鬼は累くんです。
A視点だと累くんの名前は知らないので"子供の鬼"と表記しています。
28人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葵羽〜best friend group〜(プロフ) - イラストがすごく綺麗です!お話も面白いし夢主ちゃんも可愛いです!この作品に出会えて本当によかったです!(* ´ ▽ ` *)応援しております!頑張ってください! (2020年6月3日 22時) (レス) id: bccf6ec4c9 (このIDを非表示/違反報告)
焔(プロフ) - ぺるさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです!イラストの方も楽しみにしててください! (2020年6月2日 11時) (レス) id: 023d687807 (このIDを非表示/違反報告)
焔(プロフ) - ブラックキャット0626号さん» コメントありがとうございます!これからもイラストもお話も頑張るので楽しみに待っててください! (2020年6月2日 11時) (レス) id: 023d687807 (このIDを非表示/違反報告)
ぺる - イラストが上手すぎます…しのぶさんと夢主が喋ってる感じのがとくにかわいかったです! (2020年5月29日 18時) (レス) id: 99e12d5a0b (このIDを非表示/違反報告)
ブラックキャット0626号 - イラストも、お話も好きです!!更新頑張ってください! (2020年5月28日 18時) (レス) id: 670fb2d290 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:焔 | 作成日時:2020年4月20日 16時