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剣道部に顔を出したついでに販売機で飲み物を二つ購入した。何も考えずに無糖珈琲を買ってしまったが彼女は飲めるだろうか。
そんな事をぼんやり考えながら教室に入ろうとすると
「お前は相変わらず派手だな」
「私のどこが派手なんですか?」
「うーん。まず声が派手に可愛い」
「からかわないでください!!!」
そんな会話が耳に届き、思わず足が止まる。
なぜ止まったのかは分からない。
それからなんとなく教室の外で二人の会話を聞いていた。
「んで、いつになったら俺と付き合ってくれんの?」
「だから何度も言っているじゃないですか!宇髄先生と付き合うなんて有り得ません!これで八回目ですよ?いい加減しつこいです!」
「その割にちゃんと数えてんの可愛いじゃん」
「……っ」
彼女はそんなに宇髄に言い寄られていたのか。
それは初耳だった。
宇髄は何を考えているんだ?
教師と生徒の間柄でそのような事は絶対にあってはならないだろう。
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「あ、俺そろそろ戻らないとだわ」
宇髄の足音がこちらに近づいてくる。
俺はちょうど今教室についた風を装い教室に入った。
「おー煉獄か」
「君がここにいるのは珍しいな!」
「戻ろうとしたら乙葉がいたからちょっかい出してた」
そう言って宇髄は教室を出ていった。
「飲み物を買ってきてやったぞ!」
「わあ…!ちょうど喉がカラカラだったんです!ありがとうございます!」
「無糖珈琲で良かったか?」
「……あ…はい!」
彼女の前席に座り、腕時計に目を向ける。
──17:15
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もち(プロフ) - まゆさん» まゆさん!コメントありがとうございます(´ノω;`)ウウ 体調まで気遣って頂けて嬉しいです!泣 仕事は忙しいですが身体はバリバリ元気なのでGWは更新頑張ります♪ (2021年4月28日 17時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - さくらさん» さくらさん、ありがとうございます〜(TT)!コメント嬉しすぎて仕事の疲れぶっ飛びました!笑 更新頑張りますね♪ (2021年4月28日 17時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - サミさん» サミさん!コメントまでありがとうございます(;ω;)♪感情移入して貰えて嬉しいです....!続編も切キュン目指して頑張ります。引き続きよろしくお願いします(*´∀`) (2021年4月28日 17時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - yumekoさん» yumekoさん返信が遅くなって申し訳ございません(´ノω;`)!煉獄先生どうするんでしょう(T ^ T)笑 書いてて恋愛ほんと難しいなって頭抱えてます、、笑 やっとGWなので!更新頑張ります!あたたかいコメントありがとうございます!泣 (2021年4月28日 17時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 愁さん» 愁さん!返信が遅くなってすみません。゚(゚´Д`*゚)゚。ありがとうございます♪愁さんの叫び声ばっちり届きました!笑 近々更新しますので少々お待ちください(*^^*) (2021年4月28日 17時) (レス) id: 825ae5ee71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もち | 作成日時:2021年3月20日 16時