【鬼滅の刃】不死川の長女です。【キメツ学園】

37話 ページ38

sideA

玄弥｢…ｽｩ……｣

一緒に帰ってきてソファーに座って一息着いたのも束の間。

私に跨って寝始めた弟をどうすれば良いですか？

ﾌﾞｰｯﾌﾞｰｯ

あ、ケータイ…

玄弥が起きちゃう…

玄弥の頭に手を置いてそーっと私諸共横になりました。

そこから起き上がって立ち上がろうとしたら、

玄弥｢…ヤダ。どこ行くの？｣

A『お電話するだけですよ。』

握った腕を引き寄せてきました…

A『風邪引いたら大変ですから、毛布…！』

バッと腕を振りほどいたら、

玄弥｢うぁ…ぁぁぁ!!｣

まかさの号泣。

A『幼児退行ですか…よしよし。』

毛布を持ってきて玄弥にかける。

玄弥｢…う…｣

トントンと体を叩いて寝かしつけます。

玄弥｢どこにも行かない？｣

A『行きませんから…』

玄弥｢…姉ちゃん抱っこが良い。｣

ワガママですね。

A『はいはい。』

玄弥を起こして、またソファーに座ったら跨ってきました。

背中をトントンしてすぐ

玄弥｢…ｽｩ……ｽｩ……｣

寝ました。

あ、そう言えばケータイ…

兄からでした。

実弥今から帰る。欲しいもんあっかァ?

特にないですよね…？

A『あ、玄弥に食べたいもの聞くの忘れました…』

A食べたいもの買ってきてください。玄弥は疲れが溜まっていたのか寝てます。

実弥｢返信遅せェよ。｣

あら。

A『おかえりなさい。』

実弥｢食いたいもん？お前が作った飯。｣

似たり寄ったりな兄弟ですね。

実弥｢あと、なんでこうなったんだァ？｣

A『電話を取ろうとしたら玄弥が癇癪を起こしまして…』

実弥｢昨日ずっと泣いてたからな。｣

あらあら…

実弥｢…｣

わぁ！？

私だけ急に持ち上げられました。

実弥｢勝手に出ていきやがって…｣

玄弥｢！？に、兄ちゃん！返して！俺の姉ちゃん返して！｣

実弥｢バーカ。さっきまで甘えに甘えてたんだろ。疲れてる兄ちゃんに寄越せや。｣

変な兄弟喧嘩が始まりました…

玄弥｢うぅ…姉ちゃぁ…抱っこぉ…｣

あらあら…

A『兄さん、下ろしてくださ…』

実弥｢ぜってェ嫌だ。｣

そんな食い気味に…

玄弥｢姉ちゃん、一緒に寝よ。｣

何故？

A『そう言えばいつものぬいぐるみは？』

洗濯した記憶もないですが。

玄弥｢姉ちゃんが一緒に寝るって言うまで教えない！｣

どうして…

A『はいはい。皆で寝ましょ。』

私が折れないとダメなようです…

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