【鬼滅の刃】不死川の長女です。【キメツ学園】

35話 ページ36

sideA

お昼休みになりました。

玄弥｢姉ちゃん！｣

A『約束を破りませんよ。ましてや可愛い弟との約束事を…』

玄弥は抱きついて

玄弥｢じゃあ…可愛い弟の為に帰ってきて…｣

凄く悲しそうな声で耳に囁く。

((え、不死川さん、家に帰ってないの！？))

(へー。人は見かけによらず…)

(さねみんの機嫌クソ悪かったしな。)

天元｢よっ。｣

あ、先生。

実弥｢学校で何してんだ。｣

A『げ、玄弥が…』

玄弥｢姉ちゃんが帰ってくるって約束してくれるまでこうする。｣

A『か、帰りますから！早く食券買って来たらどうです？私は場所取りしてますから。』

玄弥｢本当！？今日帰ってくる？｣

凄くニコニコしてます…

感情がとても豊かですね。

A『はいはい。』

玄弥｢絶対？絶対に今日帰ってくる？｣

何故そんなに疑い深いんですか？

A『帰りますよ。』

玄弥｢絶対？｣

A『絶対に。』

ニコニコして食券を買う台に並び始めました。

A『あの子が釘刺すところなんて初めてですね。』

実弥｢昨日、姉ちゃん姉ちゃんつって泣いてたからな。｣

あらあら…

A『修学旅行時も酷かったですけど成長なしですか…』

天元｢大変そうだな。｣

―修学旅行(小)―

1日目朝

A『いってき』

玄弥｢やだぁぁぁ!!行かないでぇぇ!!｣

A『玄弥ったら…』

最終日

玄弥｢姉ぢゃぁぁぁ!!｣

A『わーお…』

―中学校の場合―

玄弥｢姉ちゃん行かないでぇぇ!!｣

A(やっぱりこうなる…)


玄弥｢姉ちゃんのバカ…｣

A(あれ？手厚すぎるお迎えだと思ってたのに。)

玄弥｢姉ちゃん…ぎゅうってしていい？｣

｢だめ！今は寿美の番！｣

｢次は貞子！｣

玄弥｢ダメ！兄ちゃんが先！｣

A『大人気ない…』

―高校の場合―

玄弥｢姉ちゃん行ってらっしゃーい。｣

中三にもなると落ち着きますねぇ。


A『ただいま帰りました。』

玄弥｢姉ちゃん!!姉ちゃん!!｣

？

玄弥｢姉ちゃん!!｣

実弥｢姉ちゃん姉ちゃんって毎晩泣きやがった。｣

玄弥｢う、五月蝿い！｣


成長しなすぎてビックリです。


玄弥｢姉ちゃん。｣

定食ですか…

玄弥｢どうしたの？｣

A『玄弥、毎日学食にしたら？』

玄弥は今にも泣きそうな顔をして

玄弥｢嫌…｣

首を横に振る。

A『玄弥のお弁当ではお腹満たないでしょう？そんなに山盛りにして…』

玄弥｢心が満たされなくなる…｣

困った子ですね…

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