【鬼滅の刃】不死川の長女です。【キメツ学園】

26話 ページ27

side玄弥

｢さねみーん！｣

｢ねーねー、さねみーん｣

あーゆーのって肉食系女子って言う奴？

めっちゃ兄貴取り囲まれてるけど…

兄貴、女の子とかには優しいから人気あるし…

善逸｢なんであんな強面であたおかな教師がモテるんだよ…｣

玄弥｢兄貴を侮辱すんな！｣

気づいたら殴ってた。

善逸｢この兄弟やだ!!｣


｢不死川さん、さっきの問題どう解くの？｣

｢不死川ー、次のテストの範囲教えてー。｣

A『あらあら…私でよろしければお教えしますよ？』


やだ。

姉ちゃんが取り囲まれてるのは嫌。

ﾑｷﾞｭｯ

A『あらあら、どうしたの〜？』

後ろから抱きしめても姉ちゃんは気にしない。

善逸｢Aセンパァァァイ♡｣

また出た。

姉ちゃんは渡さないからな！

善逸｢センパイ！聞いてよ！さっきコイツ俺のこと殴ったんだよ！？酷くない！？｣

A『あらあら…玄弥、ゴメンなさいは？』

絶対にしない。

A『痛かったでしょう。ゴメンなさいね。』

俺から離れて我妻を撫でる姉ちゃん。

玄弥｢そ、そいつが兄貴のこと悪く言うからっ！｣

A『だからって殴って良い事にはならないでしょう。』

玄弥｢だ、だって……｣

姉ちゃんは俺を見ること無く我妻を撫でる。

A『大丈夫ですか？保健室で冷やしてもらいましょうか？』

善逸｢ううん。へーき。｣

デレデレしやがって…

俺の兄貴を悪く言うのも嫌。

俺の姉ちゃんにデレデレする奴も嫌い。

ていうか、

姉ちゃんがそいつばっかなのが嫌。

善逸｢ぎゃぁぁぁ!!｣

A『げ、玄弥！喧嘩はダメ！』

善逸｢喧嘩じゃないよぉ…！一方的に殴ってきたよぉ！｣

天元｢おー！なんだ！？祭りか！？｣

善逸｢馬鹿なの！？この状況で祭りなわけないでしょ！｣

A『げ、玄弥!!良い子だから！』

天元｢やりたいようにやらせとけ。｣

善逸｢本当に教師かよ!!｣

確かに。

止めてるの姉ちゃんぐらい。

実弥｢なんだァ？｣

A『玄弥がお友達と喧嘩してて…』

あ、兄貴…怒られる…！

実弥｢やらせとけェ。｣

怒られない…？

A『だ、ダメですよ！兄さんは玄弥が怪我とかのリスクは考えないのですか！？』

実弥｢んなもん、自業自得だろうがァ。｣

((こっちは兄妹喧嘩！))

我妻に駆け寄ってまたアイツは姉ちゃんにデレデレ。

姉ちゃん…

玄弥｢うぅ…｣

A『げ、玄弥？』

俺も殴られた箇所があるからと、一緒に保健室に連れてかれた。

27話→←25話 正月編3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す