【鬼滅の刃】不死川の長女です。【キメツ学園】

13話 ページ14

side玄弥

｢さねみんと不死川って兄妹っぽくないよな。｣

兄ちゃんはなんか｢さねみん｣っていう愛称で呼ばれてる。

玄弥｢そうっすか？｣

ちなみに今俺に話しかけてるのは表彰式の1件で慰めて仲良くなった3年のセンパイ。

｢似てるとこある？弟から見てさぁ。｣

姉ちゃんは……

―回想―

今日はなんだろう。

煮物でも作ってるのかな？

A『玄弥ぁ。』

玄弥｢なぁに。姉ちゃん。｣

A『オタマ見ませんでしたぁ？』

玄弥｢見てなーい。｣

課題から姉ちゃんの方を見る。

A『えー…私ってば、どこに置いたんでしょうか……』

姉ちゃん、右手。右手。


玄弥｢て、感じでたまに抜けてます。｣

兄ちゃんは……

―回想―

とある日曜日。

イライラしてる兄ちゃん。

玄弥｢に、兄ちゃん…お、おはよ〜…｣

実弥｢あ？｣

なんで朝から機嫌悪いんだよ…

実弥｢おい、玄弥ァ。｣

玄弥｢な、何？｣

実弥｢俺の歯ブラシ見てねェか？｣

玄弥｢兄ちゃん、今自分の歯ブラシで歯磨きしてるじゃん……｣


玄弥｢たまに抜けてます……｣

｢マジかwww｣

｢さねみんってそんなドジするんだな!!｣

A『私は玄弥の方が心配ですけど。』

わぁ！？

玄弥｢姉ちゃん…！｣

｢よー、不死川。｣

A『貴方、今日週番ですよ。スケジュールは黒板に書きましたから、配布物配ってくださる？』

姉ちゃんと同じクラスなんだ…

｢不死川から見た時の弟ってどんな奴？｣

A『そうですねぇ。基本的には可愛い弟って感じですが…』

可愛いって言うな！


―回想―
sideA

A『玄弥、今日は早く行くんでしょ？』

玄弥｢うん、もう出る！｣

A『忘れ物は？ありませんか？』

玄弥｢うん！大丈夫!!｣

本当に？

たまにお弁当とか体操着とか忘れ物あるから調べなきゃ…

実弥｢俺はお前の将来が不安でしかねェよ。｣

？

兄の手には玄弥の鞄。

この子は何を持って大丈夫と言ったのか未だに謎です……


side玄弥

玄弥｢姉ちゃんの馬鹿ぁ！｣

A『だから、前にも言ったように人を蔑む言葉を安易に発しない。』

センパイめっちゃ笑ってるし！

A『玄弥、私は馬鹿と口に出す人は嫌いです。』

！？

玄弥｢…やだ…嫌いにならないでぇ……｣

A『あらあら……』

｢不死川3兄弟は似てるんだな!!｣

A『まあ兄弟ですからね。似てる所もあるでしょう。』

(それよりも不死川兄弟のシスコン具合は一緒だしな…)

(不死川もブラコンだしな。)

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