【鬼滅の刃】不死川の長女です。【キメツ学園】

12話 ページ13

sideA

レモネードかココアか…

実弥｢俺にも作れ。｣

A『レモネードとココアどちらがいいですか？』

実弥｢知らねーよ。｣

おまかせですか。

玄弥｢兄貴〜、風呂開いた…｣

あらあら。

レモネードにしました。

ココアが甘いと兄さんの味覚に合わないですし。

A『はい、兄さんの分。』

実弥｢ん。｣

兄さんの隣に座りニュースを見ます。

A『物騒な世の中ですねぇ。』

実弥｢だから、てめぇをいつも送り迎えしてんだろうが。｣

兄も兄で妹離れ？してみては？

A『大丈夫ですって。私は狙われませんから。』

｢｢狙われてるから心配してるんだろうがァ!!｣｣

あらまぁ…

A『息もピッタリに…』

実弥｢てめぇには危機感ねーのか！｣

ないですね。

恐らく。

玄弥｢ね、姉ちゃ…｣

さっきまでの威勢は何処へ？

玄弥｢姉ちゃん…嫌いにならないでぇ……｣

何でしょう…

心に何か刺さりました…

A『貴方はとりあえず髪を乾かしてから話を聞きます。』

玄弥｢姉ちゃん、やって。｣

もう……

タオルドライでわしゃわしゃ撫でるとテレビに釘付けなのか動きません。

そして、いつの間にか兄さんはお風呂へ入ってました。

ﾋﾞｰﾋﾞｰ

A『あん！？』

変な声出ました…

A『はい、何でしょう。』

お風呂場から呼び出し押されました。

実弥【俺のタオル何処やりがった。】

なんて言い方。

A『今持っていきますから。』

乾かしていたタオルを持ってお風呂場へ。

A『兄さーん。』

実弥｢置いとけ！｣

はーい。

実弥｢てめぇは先に入ったのかよ。｣

A『大丈夫ですよー。』

実弥｢ああ"？｣

もう…

A『入りましたから、兄さん上がる時ガス止めて下さい。』

実弥｢ん。｣

リビングに戻ると律儀に待ってる玄弥が居ました。

A『風邪引きますよ。』

玄弥｢俺、強いから引かねぇもん。｣

何とも風邪を引きそうな言い分。

ゴォォとドライヤーで乾かします。

玄弥｢姉ちゃんみたいな髪質が良かった…｣

A『貴方はくせっ毛ですものね。』

玄弥｢ずるい。｣

狡いと言われても…

よし、乾きましたね。

それにしても玄弥がさっきまでの事が無かったかのようにベッタリです…

実弥｢玄弥、さっさと寝ろ。｣

早いですね。

実弥｢丁度いい。俺も乾かせ。｣

狙ってましたよね？

実弥｢玄弥てめぇ、退かねぇなら明日当てるぞ。｣

もはや恐喝。

兄でも教師でもする事ではない気がします。

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