【鬼滅の刃】不死川の長女です。【キメツ学園】

11話 ページ12

sideA

玄弥は学校に行きました。

朝寝坊したようで、凄く慌てて

玄弥｢いってきまーす!!姉ちゃん！俺が帰ってくるまで安静にしてろよ！｣

と言って出て行きました。

兄は

A『兄さん、私は大丈夫ですから…』

実弥｢じっとしてろ。｣

ギリギリまで傍で看病してくれてます…

A『ちゃんと休みますから…』

実弥｢約束破ったら容赦しねぇからな。｣

怖い、怖い。

A『はいはい。』

実弥｢朝飯と昼飯、冷蔵庫にあるから温めてから食えよ。｣

あらあら……

A『至れり尽くせりで…』

申し訳ないですね。

実弥(身体がボロボロになる前に気づかねぇなんて…)

A『兄さん、もう出発しないと…』

実弥｢ん。｣

兄が部屋から出て行くのに後ろを着いて行くと

実弥｢玄弥に安静にしてろって言われたろうが！｣

えっ…

実弥｢見送りしてねェで寝てろ！｣

むう……

―数時間後―

玄弥｢ただいm｣

A『あ、玄y』

玄弥｢朝、安静にしてろって言ったの忘れたのかよ!!掃除は良いから！しかも上着も着ないで!!馬鹿かよ！｣

A『だって風邪ではないですし…熱も下がりましたし…』

玄弥｢姉ちゃんは今は病人なの！兄貴、今日は放課後の職員会議で遅くなるって言うから俺が早く帰ってきたのに！｣

申し訳ないですね…

A『玄弥、まずは手洗いうがいでしょ？』

玄弥｢姉ちゃんの馬鹿！｣

兄さんの要らない所を受け継いで…

A『簡単に人を蔑む言葉を口にするのは如何なものかと。』

玄弥｢うるせぇ！｣

A『玄弥、兄さんの真似ですか？やめときなさい。』

玄弥｢兄貴を侮辱してんのか！｣

A『してませんよ。』

口論した所で現状は変わりません。

A『人を簡単に蔑む言葉を吐く玄弥は嫌いです。』

掃除道具を片付けましょう。

A『父親(あの人)のようだけはならないで欲しいだけなのに。難しいですね…』


もう夜も深まる頃ですが、

リビングに降りてきました。

A『あら、兄さん。いつ、お帰りに？』

実弥｢1時間前。てか寝ろ。｣

A『寝れないから温かい飲み物でも飲もうと思っただけです。』

ポットに水を入れて沸かします。

実弥｢玄弥と喧嘩したんだってな。｣

？

実弥｢俺が帰ってくるなり玄弥が泣きついてきやがった。｣

あらあら…

玄弥【兄貴！姉ちゃんに嫌われた！どうしよう…！】

実弥｢玄弥に何言ったんだよ、すげえ泣いてたぜ、彼奴。｣

そろそろ姉離れしても良いのでは…？

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