【鬼滅の刃】不死川の長女です。【キメツ学園】

1話 ページ2

sideA

A『玄弥〜！朝練はー！？』

玄弥｢今起きる……｣

朝は忙しいですね。

A『兄さんも起きてください！』

実弥｢……｣

寝坊助兄弟！

兄さんの鞄にお弁当を詰め込んで…

A『兄さん!!早く起きなさい!!』

兄の布団を奪って起こします。

二段ベッドの階段を登ります。

A『ほら、玄弥。朝ですよ。』

ゆさゆさと玄弥を揺さぶっても起きません…

A『玄弥〜？』

足を持たれ、

A『わぁあ！？』

大きな声を出したら

さっきまで起きなかった玄弥が

玄弥｢姉ちゃ……!!｣

起きました。

ちなみに、足を掴んだのは兄です。

実弥｢ねみぃ……｣

A『朝ごはん出来てますよ！顔洗ってきてください！あ、玄弥もそのまま起きてくださいね〜。』

部屋を後にしてお味噌汁を温め直しましょうか。

玄弥｢うん…｣


A『玄弥も乗せてあげればいいのに。』

実弥｢良いから行くぞ。｣

兄に乗せてもらい学校に着きました。

A『あら、おはようございます。善逸くん。』

善逸｢おは、おは…！おはようございますっ！｣

いつも挨拶すると真っ赤になってて心配です…

A『兄さん!!鞄忘れてますけど！』

善逸｢ひぃぃ！｣

？

振り向くと真っ赤にしていた顔が真っ青に…

玄弥｢はぁ…はぁ……｣

あら、玄弥。

A『玄弥、大丈夫ですか？』

玄弥｢ん。｣

学校では少し冷たいです…

思春期だからでしょうか…

寂しいです。

善逸｢せ、センパイ！髪に何かついてますよ！｣

あら？

A『どこでしょう……取って下さる？』

善逸(めちゃくちゃ良い匂いする!!めっちゃ肌白い！綺麗な目！ドッキンドッキンしちゃう！)

顔がとても赤いです……大丈夫ですか？

玄弥｢姉貴、俺が取ってやる。｣

あら。

A『何がついてきたんでしょうね。』

玄弥｢ゴミ。｣

そうではなく…

A『玄弥、部活に顔出すのでしょう？頑張ってね。』

玄弥｢ん。｣

教室に行きましょうか。

上靴を取り出そうとしたら手紙が…

玄弥｢姉ー…｣

A『今どき手紙なんて…あら、玄弥。どうしました？』

玄弥｢誰から？｣

怖い顔。

A『さあ。まだ封を切ってないですし…』

玄弥｢……｣

A『それより何か用があったのでは？』

玄弥｢あ、財布忘れた…｣

A『全くもう……朝、ギリギリに起きるからですよ。はい、お小遣い。』

可愛い笑顔で去って行きました。

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