八日目 貴方side ページ10
美「見習いの癖に、調子に乗るなッ!!!!
何も出来ないクズの分際でッ!!!」
[クズ]
それは、私が一番嫌う言葉。
その言葉を聞いた私は、怒りが一気に頂点に達した。
私は辺りを見渡し、一番近くにいた軍服みたいな服を着た水色の髪の人に、こんちゃんを差し出す。
『この子、預けて良いですか?』
??「え…?」
『すぐ終わりますから。
こんちゃん、いい子にしててね?』
こん「A姉様…?」
美「大体アンタは来たときから目障りだったのよ!!!
大して可愛くもないのに生意気な態度取りやがって………がッ…!」
戸惑う水色髪の人にこんちゃんを押し付け、怒りで顔を染める審神者に近付いて、私は真顔で回し蹴りをくらわした。
審神者さんは倒れ、その上から更に踵落としをする。
美「かはっ………!なに、す……!?」
『審神者さん、貴方何歳なんですか?
見た感じ成人していますよね?
世の中にはやって良い事と悪い事があるんですよ?
その区別もつかないなんて、幼稚園児以下ですよ?
この人達は端くれとはいえ神様なのでしょう?
それなのに貴方はその神様達を蔑み、暴力を振るい、挙げ句の果てには夜伽まで……。
そんな事して、許されると思っているのですか?』
つらつらと言う私に、回りの人は驚いている。
美「何よ……ここは私の本丸よ!?
何をしようと私の勝手じゃない!!!」
『……あぁ、もう良いですよ。
審神者さん、貴方つまらないです。
聞いたところ、この人達の本体は貴方が何処かに隠しているそうですね。
なので、貴方は私が始末します。
それで良いですね?皆さん。』
私が笑顔に戻りそう聞くと、皆さんは何故か怯えたように首を縦に振った。
ありがとうございます、と微笑むと、私は二人の名を呼んだ。
『髭切様、膝丸様、おいで下さい。』
私がそう呟くと、身に付けていたピアスとブレスレットが輝きだし、辺りが真っ白な光で包まれる。
しばらくすると、誰かにふわりと抱き締められる感覚がしたので、私は目を開けて微笑んだ。
『久しぶりだね、二人共。』
髭「久しぶり〜。相変わらず可愛いね〜♪」
膝「久しいな。また会えて嬉しいぞ。」
そんな会話をしている私達を見て、回りはただ唖然としていた。
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紅キ霧雨 - 小山さん» あっ、そうなんですか!?凄い貴重なご意見、ありがとうございます!!!危うくそれが定番だと思うところでした… (2018年7月8日 22時) (レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
小山 - ちょこっとだけ指摘。加州と安定は喧嘩はしてもブス・メンヘラとかお互いを侮辱するような言い合いはしませんよ(^ ^)何でか二次創作ではよく見かけますがね…。 (2018年6月16日 23時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 千本桜さん» ありがとうこざいます!!!面白いと言っていただけて嬉しいです! (2018年2月1日 22時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
千本桜 - とても面白かったです!これからも更新頑張ってください!!お体ご自愛くださいね(*≧ω≦) (2018年2月1日 15時) (レス) id: e733f5adaf (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 桜吹雪さん» リク了解です!今から更新して来ますので、少々お待ちください! (2018年1月17日 17時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅桜 | 作成日時:2017年12月7日 7時