二十五日目 貴方side ページ47
それから数日後、この本丸に見習いが来た。
萌「初めましてぇ!見習いのぉ、萌[メグミ]って言いますぅ。
これからぁ、宜しくお願いしますねぇ!」
『Aと申します。
ここの審神者をしていま〜す。
じゃあ、大広間に行きましょうか〜。
皆さんにも挨拶しておいてもらわないとですし。』
私がそう言って歩き出すと、見習いは笑顔で頷いて私の後ろをついてくる。
その間、彼女はしきりに近侍の膝兄に話しかけていた。
あははは、こりゃ完璧に乗っ取り目当てだねぇ?
さーて、どうなる事やら。
『さ、つきましたよ〜。
あぁ、彼等は元々ブラック本丸の刀剣だったので、彼等にはあまり良からぬ事はしない方が良いって事は肝に命じておいて下さいね〜。』
萌「分かりましたぁ!」
『という訳で、見習いの萌さんです。』
萌「初めましてぇ!萌って言いますぅ!
私の事はぁ、気軽にメグちゃんって呼んでくださいねぇ♪」
『萌さんには、離れで寝泊まりしていただきますので、ご了承ください。』
萌「審神者様ぁ。私ぃ、皆さんと仲良くなりたいのでぇ、少しお話してても良いですかぁ?」
行動早いね〜。
特に断る理由も無かった為、私が頷くと見習いは喜んでいろんな人の所に行っていた。
膝「はぁ…」
髭「あはは、お疲れ〜。
それで主……あれは良かったのかい?」
見習いから逃げてきた髭兄は疲れたように溜め息をつく膝兄にそう言うと、私の方を見て言った。
『私に止める権利はないからね〜。
どんな風にして乗っ取ろうとしてるのか、楽しみだよ!』
膝「君はもう少し危機感というものを持ってくれ。」
『うっ』
見習いに気付かれないように笑うと、膝兄はそう言ってデコピンしてきた。
髭兄はその横で可笑しそうに笑う。
『膝兄、怒ってばっかじゃつまらないよ〜?』ナデナデ
膝「なっ!?////
あ、あまり子供扱いしないでくれ!」
髭「おぉ、真っ赤だね〜。」
膝「兄者も主に便乗しないでくれ!」
三人で笑いあっていると、不意に袖をくいっと引っ張られた。
視線を向けると、そこには短刀達と蛍丸がいた。
『おや、皆さんお揃いでどうかしたんですか?』
乱「いち兄達は見習いさんのお話に付き合ってるし、主さんと遊びたいなーって!」
乱さんの言葉に、他の人達はこくりと頷いた。
彼女は気に入ったものにしか相手にしないタイプか〜。
『つまんない』
前「主君?どうかしましたか?」
『あぁ、何でもないですよ〜。
それで、何して遊びたいですか?』
そう言うと、短刀+αはパアッと顔を輝かせて、私達を引っ張って大広間から出た。
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紅キ霧雨 - 小山さん» あっ、そうなんですか!?凄い貴重なご意見、ありがとうございます!!!危うくそれが定番だと思うところでした… (2018年7月8日 22時) (レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
小山 - ちょこっとだけ指摘。加州と安定は喧嘩はしてもブス・メンヘラとかお互いを侮辱するような言い合いはしませんよ(^ ^)何でか二次創作ではよく見かけますがね…。 (2018年6月16日 23時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 千本桜さん» ありがとうこざいます!!!面白いと言っていただけて嬉しいです! (2018年2月1日 22時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
千本桜 - とても面白かったです!これからも更新頑張ってください!!お体ご自愛くださいね(*≧ω≦) (2018年2月1日 15時) (レス) id: e733f5adaf (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 桜吹雪さん» リク了解です!今から更新して来ますので、少々お待ちください! (2018年1月17日 17時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅桜 | 作成日時:2017年12月7日 7時