ブラック本丸に来た不思議な見習い

続き ページ40

前回にひき続き、Aでーす。
現在、三日月さんと鶴丸さんが、どちらが私に膝枕をするかで揉めております。
元々膝枕とかしてもらうつもりはなかったんだけど……。
三日月さんが私に膝を貸そう、と言ったら鶴丸さんが俺が貸す！と言い出して今に至る。


鶴「俺の方が柔らかくて寝心地も良いぞ！」

三「それならば俺も負けてはおらんぞ？
何せ俺は天下五剣だからな。」

鶴「天下五剣は関係ないだろう！？」


とまぁ、こんな感じで言い合ってて、全く収まりそうにない。
逃げようとしても二人が私の腕をがっちりホールドしているから逃げられないし……。
うーん、このまま喧嘩を聞いてるのは面白くないんだけどなぁ…。
そんな事を考えていると、鶴丸さんが何か閃いたような顔をした。


鶴「なら、Aをより照れさせた方が膝枕をするというのはどうだ？」

『随分面白い事考えますね。
貴方の思考回路はどうなってるんですか？』

三「ふむ、良いだろう。受けてたつぞ。
なら、俺からいかせてもらう。」

『受けてたたないで下さい……って、わっ…！？』


突然、三日月さんが顔を近付けて、耳許で小さく囁いた。


三「主、俺ならば主に気持ちよい眠りを提供してやれるぞ。」

『……！！！』


驚いていると、鶴丸さんはムッとした顔をして私に思いきり顔を近付けて反対側の耳に囁く。


鶴「なぁ、主…三日月じゃなくて、俺の方が良いよな……？
俺の方が、三日月よりも上手に主を気持ちよく出来るぞ。」

『っ…！』


鶴丸さんはそう言って耳を甘噛みしてきた。
それを見た三日月さんも同じ事をしてくるので、耐えきれなくなった私は二人を振り払ってダッシュで髭兄達の所に行った。


三「あなや、逃げられたか。
だが、主は譲らんぞ？鶴よ。」

鶴「そりゃ此方のセリフだな。」


後に、髭兄と膝兄によってこの二人の悲鳴が本丸に響きわたる事となった。









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リクの三日月vs鶴丸でした！
微pinkっぽくなってしまってごめんなさい！

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