ブラック本丸に来た不思議な見習い

【番外編】夢主の取り合い　薬研vs一期 ページ33

私は今、暇をもて余している。
髭兄達は遠征だしなぁ…。
やる事がなくて庭を散歩していると、後ろから声をかけられた。


薬「おっ、大将じゃねーか。散歩か？」

『あぁ薬研さん、こんにちは。』


後ろを振り向くと、そこには内番服を着た薬研さんが立っていた。
その手には草が沢山摘まれた籠が。


『その草は何ですか？』

薬「あぁ、ここに生えてる草で新しい薬を作ろうかと思ってな。
出来たら飲んでみるか？」

『あはっ、私は遠慮させてもらいますね〜。』

薬「そいつぁ残念だな。」

一「主殿、少しよろしいですかな？」

『一期さん？何ですか？』


薬研さんと話していると、一期さんが遠くから歩いてきた。


一「いえ、良ければお茶でもどうかと思いまして…。」

『あぁ、それなら……』

薬「悪いないち兄、大将は今から俺っちと薬を作る約束をしてるんだ。」

『え』


私が答えるより先に、薬研さんが一期さんに言う。
あれ？私そんな約束したっけ？
と、そんな事をかんがえている内に話はとんとん拍子に進んでいた。


薬「いち兄、ここは弟の俺っちに譲ってくれないか？」

一「今回は流石に弟でも譲れないな…。」


あー、二人とも一歩も譲らないって顔してるね〜。
兄弟喧嘩は良くないよ〜？









文字数この野郎…(#^ω^)

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