十二日目 貴方side ページ14
『ふふっ、吃驚した〜！』
私が笑いながらそう言うと、二人は刀を振って血を落とし、私に笑いかける。
髭「いや〜、ごめんね？あれは流石の僕も許せなくてね。」
膝「すまない、A。」
『ううん、大丈夫だよ〜！面白いもの見せてもらったから！』
髭「相変わらずAは面白いものが好きだね〜」
髭兄は、笑顔で言う私の頭を撫でてふわりと微笑んだ。
『ふふっ、勿論！でも、二人の事も大好きだよ？』
髭「…もう、可愛いな〜！」
膝「/////」
髭兄はそう言ってギュウっと私に抱きついてくる。
膝兄も、無言ではあるが顔を真っ赤にして私を後ろから抱きしめている。
私も少し笑うと、二人に一旦離れてもらって、刀剣男士達の方に向く。
『……さて、とりあえず皆さん治しますので、じっとしていて下さい。』
そう言って、地面に手をつけて本丸全体に霊力を流す。
すると、刀剣達の傷も綺麗サッパリなくなり、本丸も元通りになった。
？？「傷が…！」
？？「痛くない…」
『では、私は皆さんの本体を取ってきますね〜！
その間、皆さんは各自自由にお過ごし下さい！
二人も好きにしてて良いよ〜！』
？？「待て。」
立ち上がって大広間を後にしようすると、誰かに呼び止められた。
私は振り返って、笑顔で問う。
『どうかしましたか？』
髭「あ、Aに手は出さないでね？」
膝「いくら貴様でもAを傷つけるようなら容赦はしないぞ、"三日月宗近"。」
『あははっ！凄い威嚇するね〜！
でも、私なら平気だから、とりあえず落ち着いて？』
私を守るように前に立って三日月さんを威嚇する二人を宥める。
二人が退くのを確認して、私はもう一度前を向く。
『それで、御用は何ですか？』
三「俺達の本体をどうするつもりだ？」
『どう、とは？』
三「……折ったりするのか、と聞いている。
場合によっては、ここにいる全員でお主を殺す。」
私を睨みながらそう言う三日月さん。
その瞳には怯えの色が見えた。
『ふっ…あははっ！ははははっ！』
いきなり笑い出した私に、三日月さんとその回りにいた数人が殺気を放つ。
三「…何がおかしい。」
『あはははっ……随分と疑われてますねぇ！
大丈夫です！私そんなつまらない事しませんから！
そもそも貴方達に興味ありませんし。』
最後、一瞬だけ笑顔を消してそう言うと、皆は黙りこんだ。
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紅キ霧雨 - 小山さん» あっ、そうなんですか！？凄い貴重なご意見、ありがとうございます！！！危うくそれが定番だと思うところでした… (2018年7月8日 22時) (
レス) id: 68e7808bec (このIDを非表示/違反報告)
小山 - ちょこっとだけ指摘。加州と安定は喧嘩はしてもブス・メンヘラとかお互いを侮辱するような言い合いはしませんよ(^ ^)何でか二次創作ではよく見かけますがね…。 (2018年6月16日 23時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 千本桜さん» ありがとうこざいます！！！面白いと言っていただけて嬉しいです！ (2018年2月1日 22時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
千本桜 - とても面白かったです！これからも更新頑張ってください！！お体ご自愛くださいね(*≧ω≦) (2018年2月1日 15時) (レス) id: e733f5adaf (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 桜吹雪さん» リク了解です！今から更新して来ますので、少々お待ちください！ (2018年1月17日 17時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅桜 | 作成日時：2017年12月7日 7時
