ブラック本丸に来た不思議な見習い

九日目　貴方side ページ11

美「何で…！？何でアンタがその二振りを持ってるのよッ！？」

『どうせ死ぬのだから、知ったところで無駄ですよ！ふふふっ！』

髭「というか、話す気もないけどね〜。」

膝「それもそうだな。」

髭「あ、A〜！今日は僕の本体を使ってよ！」


髭兄さんは満面の笑みでそう言って自分の刀を差し出してきた。
膝兄さんはその後ろで羨ましそうにこっちを見つめている。


『……膝兄さんは後でお願い一個聞いてあげるね？』


申し訳ない気持ちになった私は、膝兄さんにそう提案する。
すると、彼はとても嬉しそうに顔を輝かせた。
隣で髭兄さんが「えー、良いな〜！」とか言ってるけど、気にしない。


『それじゃあ、借りるね。
さて、審神者さん。覚悟は出来てますよね？』

美「ヒッ！や、やめて！！！
だ、誰か助けて！！！一期！！！鶴丸！！！
私を助けなさい！！！！」

一&鶴「「……………」」

美「言霊が使えない…！？
………ッ長谷部！！！主命よ、私を守りなさい！！！！！」

『……たまには自分の意思を尊重したら？
人の命令ばっかり聞いてるなんて面白くないでしょ？』

長谷「！」


言霊を使おうとしてたみたいだけど、髭兄さんが結界を張ったから、発動しない。
抵抗しようとした審神者さんは長谷部さんを呼んだけど、本人は嫌そうにしながら動きかけてたから自由にしろと言ってみた。
そしたら、動くのをやめた長谷部さん。
審神者さんはその様子を見て、いきなり泣き叫んだ。


美「何でよ！！！！私はここの主なのに！！！私が誰よりも優れてるのに！！！！！なのに、なんで………なんでアンタなんかに……アンタみたいなクズに負けなくちゃいけない」

ザシュッ


審神者さんが最後まで言葉を紡ぐ事は出来なかった。


髭「僕達のAを侮辱するなんてねぇ……。」

膝「図に乗るなよ。人間。」


刀を持った二人が、審神者さんを斬り捨ててしまったから。
審神者さんが私にクズだと言った途端、髭兄さんは私から流れるように本体を抜いて斬った。
膝兄さんも素早く本体を抜いて斬った。
審神者さんにそう言った二人の目には光がなくて、私は少し怖かった。









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語彙力無さすぎて泣ける(；´ д`)
まぁ、審神者さんも撃退した事ですし、今後しばらくはほのぼのを目指します！
絡ませたい刀剣がいたら、コメ欄にその刀剣男士の名前を書いてください！
シチュ指定もOKです！

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