02【教師陣との邂逅】 ページ4
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「冨岡Aです、義勇兄…冨岡先生とは従妹になります!よろしくお願いします」
僕はそう言って頭を下げる
職員室で担任の先生、随分大柄な先生に挨拶する
しかし……何故か、他の教師?の人達からの視線が痛い気がする
凄い怖い顔の先生、口元隠してる先生、美人で綺麗な笑顔の先生、ブカブカのパーカー着てガム噛んでる先生、頭髪が派手で目が凄い開いてる先生…etc
なんかすっごい僕の顔見てるし
義勇兄はその人達を集めて何やら話してる
何の話だろう?それに視線も痛ければ圧も凄い
「A……そうか、そうか……」
目の前にいる悲鳴嶼と名乗った大柄な先生はそう言うと、涙を静かに流し
優しく僕の頭を撫でる
撫でられるのは好きだけど、なんかお経も聞こえてくる…ふ、不吉過ぎる!
悲鳴嶼先生はひとしきり僕を撫でた後、他の先生も紹介すると言った
義勇兄も他の教師陣と話し終わったのかこちらに向かってくる
「よっー!また、相も変わらずちびっ子くて可愛らしいじゃねーか!」
最初に声をかけてきたのはブカブカパーカーの先生だった
悲鳴嶼先生程じゃないけど、で、デカい……
そう言うと、その先生はぐしゃぐしゃと僕の髪を撫でた後に両手で僕の身体を軽々と持ち上げる
「うわっ!!凄い高いー!って、止めてください!」
「ははっ、前は随分やってやったんだけどなー」
その先生は宇髄先生と名乗り、僕を床におろした
前って……僕、宇髄先生とは初対面なんだけどな?
「うむっ!Aは相も変わらずだな、健康で何よりだ!」
「まっさか、冨岡の野郎と従妹とはなー」
「冨岡、まさかとは思うが一緒に住んでるからと言って、手など出したりせんだろうな?(ネチネチ)」
「大丈夫だ、まだ、出してない」
「ふふっ、冨岡君、その発言は立派な犯罪よ」
口々に色々な先生が喋り始める
軽く自己紹介をすると、上から煉獄先生・不死川先生・伊黒先生・義勇兄・胡蝶先生……らしい…
うはー僕が言うのもなんだけど、個性豊かな教師陣だなー
「君のクラスは私が受け持つクラスだ、そろそろ本鈴がなる、案内しよう」
「はーい!じゃ、またねー義勇兄!」
僕はそう言うと、パタパタと悲鳴嶼先生の後を追うため職員室を出た。
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作者名:きく猫 | 作成日時:2020年8月13日 22時