ただ愛してしまった。-Part.2-【名前変換】 (ページ7)

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■Story.57 ページ7

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二人で腰かけているベッド。

俺がそのベッドに横になると、Aも横になった。

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広げるとお互いの手がぶつかって、触れ合って。

指先を絡めて、繋ぐ。

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あ「お兄ちゃんの手、大きいね。」

裕翔「それは、Aの手が小さいの。」

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頬をぷくーっと膨らまして、

俺を見つめて。

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その顔が可愛くて、繋いでいた手を

引っ張って抱き寄せた。

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手だけじゃなく、体も小さい。

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腕の中にすぽっと埋まるAが

愛おしくて仕方がない。

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額にそっとｷｽをするとそれに反応し

Aの頬が薄ら赤くなる。

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今度は唇に…………

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紅く小さな唇に指で触れようとした瞬間…………

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「ただいまー。」

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母さんの声が下から聞こえてきた。

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裕翔「タイミング悪すぎ。」

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Aを解放してあげて、

俺はﾍﾞｯﾄﾞから体を起こした。

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裕翔「そのまま寝ないでよ?」

あ「んー、寝ちゃうかも。」

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裕翔「だーめ、俺の場所。

ほら、ご飯まで時間あるから宿題やるよ。」

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