【名探偵コナン】消えた捜査官5【降谷零】

next...？2019.01.10再構成 ページ49

君に、言えなかった事がある。

「……Aさんはさ、この世界で一番怖い生き物ってなんだと思う？」



思ってはいけない
決して口にしてはいけない

「私、どうしたら良いと思う…？
ねぇ…、誰か答えて……っ」

やはり
あの時終わるべきだったのだと









「頼むよ…っ‼助けてくれよ…っ‼」
「申し訳ありません。」

目には目を

「…私が、潜入捜査、ですか？」

歯には歯を

「最も恐れていた事態だ…」


裏切りには

「詐欺師達の報復だ」

報復を









「帰ったら、謝らせてね。
零の好きなもの作って待ってるから。」

「今から帰るね。」

彼女の”正義”はあまりに、儚く脆い。

得体の知れない闇が覆い隠す。
彼女を巣食う闇は
確実に濃くなっていく。

「なぁ、A。
お前、俺のこと好きか？」

本当のAは、何処に居る？





「チェス、やります？」

謝るのは、俺の方だ。

「白のキングをCの2に…っ‼」

なぁ

萩原 景光 松田 伊達

お前たちに
今の俺たちはどう見える？









「新一君…っ‼Aを止めてくれ！」

「それってさ、降谷さんが一番信じてないんじゃないの？」

「安室さん、間違ってます。」

「太陽みたい。」

「はい。世界中の誰よりも…何よりも大切な、僕の”光”です。」

「どうして守ってくれるの…？」

「誰に恨まれても、警察官である事を諦めたくない。」

「でもね、本当は……」








たった一人でも
全てをわかってくれる人が居るなら
それでいいって思ってた。

「……私が人殺しだって知ったら、君は軽蔑するかな」

私の正義は
誰かの犠牲の元に成り立っている。

私は
そのたった一人の為に
何が出来るのだろう






ごめんね。

「俺を信じろ」

「このままで終わると思うなよ」



消えた捜査官続編”End Game”...？






プロット作成中です。
予定外のキッドを序章で出してしまったので、再構成。
現時点で公開(作成)時期は未定。
その時に”書きたい”と思った一番筆の進むものを気ままに書いていますので、気長にお待ち頂ければ…と思います。
お待たせしてしまうので、お気に入り解除して貰って構いません。
2018年のクリスマス企画で公開した
続編”End Game”エピソード0(序章)の内容を盛り込んだものに再編成してます。
2019年1月 虎鉄

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