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「大丈夫か?!?」



気付いたら膝をついて崩れ落ちたらしい

情けなくフラッシュバックしたからか、息も荒くなっていた



私の悲鳴と叔母の叫び声と



(あれは兄と従弟のどっちだろう)



息絶え絶えになりながらも話した記憶は

私にはかなりのダメージを与えた



私と叔母と、兄か従弟の3人で居るときに

何者かに襲われて拉致された話だ

あのとき初めて発砲音をきいた



水を飲んで落ち着いていると 

名探偵はパソコンで検索をかけてみたらしい


なかなかそういった事件が出てこなかったみたいだ
パソコン前で腕を組んで考え事をしている



「年齢からみても、お兄さんが組織に入る前だろうな

俺も思い出したことがある

前にbourbonとよく言い合いしていた若い男がいた

名前をもらって間もないが
生意気を聞くような奴だったからな」

その内容が銘柄が似ているからという下らない話だったと彼は続けた



「Tennesseeもbourbonも同じアメリカンウイスキーだけど、…あの二人が言い合いなんて、想像が


ってしそうだな〜」


「君のお兄さんはもしかして完璧な男がいたら化けの皮を剥がしてやりたいって思うタイプじゃなかったか?」



「あーそうですね

そういうの大好きですね」



「……」



(新一と兄もよくなんか言い合いしてたなぁ)



「ぼうや、どうかしたか??」



「彼もよく兄と言い合いしてましたね」



「そうか、

私の目測があっていれば、彼はbourbonの3、4歳下の男、年齢的にも合っている



お兄さんが組織に関わっているのはほぼ間違えないだろう」



「あの、…もしかしてその組織に関わっていたんですか?」



「えっとそれは…」



「俺の本名は赤井秀一という、

アメリカの捜査官だ

組織にスパイとして活動していたが、

身元がバレて逃亡し、今は身を隠しながら彼らを追っている」



「…え…赤井さん、言って大丈夫なの?」



「なるほど、やっと腑に落ちました
これでお互いの正体を知れたということで、
とりあえずこれを渡しておきましょうか

先ほど話していた約束通りに
詳しい策も次会う機会があれば用意しますね」


「あぁ、よろしく頼む」

小さな箱を渡している私と受けとる彼を交互にみながら名探偵はキョトンとしている

「え???」

 
「あ。勿論口外禁止で」

 
「わかっている」
グラス片手に興味深そうに眺めている

祝5/4工藤新一&江戸川コナン誕生 Past story1→←201:#FIELD!



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設定タグ:怪盗キッド , 名探偵コナン , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ラズリー | 作成日時:2021年6月21日 8時

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