66:お寝坊さん ページ17
「お待たせしました」
「いや、神田さんありがとう」
「いえ、黒羽様をよろしく頼むよう寺井さんに言われましたから…
それはそうと…黒羽様、なにかいいことありましたか?」
「…え?別に?」
「そうですか…
とても楽しそうで…なによりです」
(…俺、そんな嬉しそうなのかな
ただ学校から解放されて嬉しいだけなんだけどな、多分)
「…Aは?」
「彼女は寝ています、朝からずっと
今日の夜のためにしっかり休んどく、のだとか」
「…Aほんとに来るんだな」、
よし、連絡ないのはただ寝てただけだと分かり、
変なところでガッツポーズする俺
「大変お手数ですが
Aのこと、よろしくお願いします」
「はい、わかりました」
(言われなくてもそのつもりですよってな♪)
伝えなくてもわかる通り俺は
超テンション上がってた
家に着いて昨日のようにココアを貰って
飲んでいたらAが起きてきた
「…おはよう、神田さん
よく寝たぁ…
っていうか久しぶりだなぁ
こんな明るいうちからこんなにしっかり寝るなんて
…って黒羽君?
…あれ、おはよー」
ちょっと足取りがふらついてそのまま壁にもたれかかる
「くくくっ笑笑、おはよう
A、オメー寝ぼけてるな笑笑」
髪の毛跳ねてるし
「ぇ…あ、うん…ふぁー…
そっか…学校あったんだよね…お疲れー」
と目を閉じて今にも寝そうだ
「そんなとこもたれかからないで下さいよ」
苦笑交じりに神田さんがいう
Aは欠伸をして、俺の座ってるソファーの隣に腰をおろした
「オメーもな、お疲れ様」
「ぇ?…
私全然お疲れじゃないよー…
ふぁー…寝過ぎた…かな、
欠伸止まんな…」
「オメー、あれからずっと寝てたのか?
全く…
ん?」
横を向いたらAが寝ていた
しかも俺にもたれ掛かって…
(いや…嫌じゃないけど……マジか///
体温を感じて急にドキドキする…
寝てたからか暖かい)
俺は思わず天井をあおぎみる
「ん?…
あれ、私…
今寝てた?」
Aが急に起きた
「おっ……、おう」
「…あれ?ごめん
私なんか可笑しなことした?」
「いや、別に…」
(…いや、したもなにも…
かなり無防備だっただけだけど…な)
「ん?…まーいいや、顔洗ってこよー」
(…まーいいのか…
何だよそれ
結局俺ばかり振り回されてるし…
…こりゃ少しはAも
意識してもらってもいいんじゃないか?)
「あ〜〜〜〜〜ーーー!!!」
(ど…どうした!?)
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(名前)ラズリー(プロフ) - すかたん@小説書いてるおさん» 頑張れっp(^-^)q応援してる 私も更新頑張るっ (2015年6月12日 23時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
すかたん@小説書いてるお - (名前)ラズリーさん» 期末が嫌だああああぁ。相変わらず、私は占ツクをするけどね! (2015年6月12日 22時) (レス) id: 70ea24cba4 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - そっか……もう期末なんだ 私の地元はつい最近中間終わったって聞いたよ?中2ね…私歳は言わなくて正解だったかもf(^_^;若いっていいな (2015年6月11日 20時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
すかたん@小説書いてるお - (名前)ラズリーさん» なるなる。私は中2だよ!もうすぐ期末っ(><) (2015年6月11日 18時) (レス) id: 70ea24cba4 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - すかたん@小説書いてるおさん» と、年ですか………えっと…恥ずかしいので…そうだな、脱ゆとり世代です…だめかな…f(^_^; (2015年6月11日 10時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラズリー | 作成日時:2015年3月18日 23時