【刀剣乱舞】ちょっと待って？乗っ取られて出て行こうと思ったら思ったらレア5と初期刀と初鍛刀が付いてきたんですけど！？ (ページ22)

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今、私の元本丸に来て鳴狐を探しているよ。
事の発端は鶴丸国永の言葉だからね。

心配だからと皆来ようとしたけれど、見習いや他の人にバレないに越した事は無いから、貞ちゃんと鶴丸国永と宗近をボディガードとして連れて行く。

音を立てないように静かに扉をあけて...。

『御用改めである！早速だけど鳴狐を返しに貰いに来たぜ！』

一回曽祢兄が池田屋で言っていたのを一回言ってみたかったんだ。
本来は天井裏から忍び込みたいんだけどそんな事はしたく無いしね。

悪い事をしてるのは見習いだし...？
コソコソする必要ないじゃん。

誰もいないし少し怖いんだけど...。

『おーい、鳴狐～。...お、お供！？大丈夫？』

何か脚にぶつかったと思えばそれはお供の狐だった。

「あ、主殿...鳴狐はこの先...です。鳴狐は独りこの先で放置され食べ物も与えてもらっていません。...早く、皆が政府から帰ってくる前に！」

『はっ、はい！』

お供の狐を貞ちゃんに任せて奥の部屋へと入る。
そこに居たのは...。

『なっ、鳴狐...！重症で放置されてる...つ、鶴丸国永。急いで担いで逃げるよ』

ここは逃げるが勝ち！

何とかあの見習いに会わずに逃げることが出来たけど...。

『もうあの本丸一生行きたくない』

瘴気は凄いし血生臭いし、何かよく分からない跡があって凄く怖かった。
きっとあの状況で見習いに会えば足が震えてきっと私は始末されていたと思う。

.....

「お帰り！無事か？大丈夫か？」

後藤くんが私が見習いに何かされていないか見つめてくる。

『うん、大丈夫だよ。鳴狐も取り返してきたし...直ぐに手入れ部屋開けて欲しい』

そう言って鳴狐の本体にレア5太刀と霊力を注いで妖精さんに資材を渡し少しでも早く良くなるように願う。

3人とも無事で帰ってくると、長義くんに「後30分遅かったら見習いを殺してた所だよ」と明るく怖い事を言われた。

鶴丸国永も鳴狐の血で衣装が赤くなっているので、洗濯しようとすると、「内番衣装...あっちへ置いてきた...」と言うので長義くん達に政府に連絡して内番衣装を送ってきてもらったりと他の刀剣男士とも仲良くやれているようだ。

宗近とも偶に談笑できるほどになったようで、気を許したのかと言うと、「鳴狐の事を教えてくれたからな。悪い奴ではないと分かった」と鶴丸国永に殺意を無くしてくれた。

鳴狐が目覚めるまで後1分。