【2j3j】踊ってたら知らないうちに応募されてた件

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その瞬間、
僕は思い出したくない記憶を思い出した。
恐る恐る隣の男を見ると


にんまりと僕を見下ろして笑っていた

くそ、なんでこいつは僕より背が高いんだ、
見下ろすな僕を


しかし、そんな僕に気付いてか
はたまた素なのかはわからないが

挑発するような声色で

伏見「賭けは俺の価値っすね刀也さん♪」

なんて言ってくる

剣持「うるせぇｯｯ、嘘だろ、、」


これには僕も負けを認めざるしかなかった








数週間前



剣持「お、、新人明日配信か」


部活から帰り、制服をハンガーにかけながら
Twitterを開くと
「＃新人デビュー」
がトレンドに上がっていた為
確認すると、
うちから新しい人が出ると言う物だった。

噂には聞いていたが、
事務所内でも
あまり情報は出さないと決めていたらしく
僕が新人についてスタッフに聞いても
「デビューまでお待ちください〜」
と濁されてしまっていた。


もともとネット界隈またVtuber界隈が好きな僕は
毎回新人のデビューを楽しみにしている。

某お嬢様の初配信もリアタイしたほどだ。


剣持「さてさて、どんな人が来たのかねぇ、、、」



その日はYouTubeの待機所の通知をオンにして
スマホを閉じた。












そして初配信日



『あ〜、、聞こえてる？これ』



これがその人の配信第一声だった。




『朝霧 Aです！！！』


とテンポよく話していく、

しかし


剣持「ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
　 何やってんのｗｗｗｗｗｗｗｗ」


謎のパワーポイント事件が起こり
ツボに入ってしまった。




その後も終始笑っていたら
いつの間にか配信は終わっていた



剣持「いやぁ、すごいのが今回も入ってきたなぁ、、、」



と、あまりにも濃い初配信の余韻に浸っていると



Prrrrrrrrrrrrrr.
Prrrrrrrrrrrrrr.


とdiscoの着信音が鳴る。


見ると相方伏見ガクからだった


、

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