０１ お目覚め ページ1
只今、午前６時２０分。
外の可愛らしい小鳥の鳴き声で目を覚ましたAは、ピンク色の天蓋カーテンが着いたベッドから音も立てず起き上がる。
･･･中々冥土さんが来ないな、もしかして早く起きすぎちゃった？
そんなことを考えながら、Aは暫くベッドの上で座り込み、ボーっとしていた。
すると突如聞こえたノック音と、女性にしては低めのトーンが特徴的の声。
「姫様、入っても宜しいでしょうか」
「･･･どうぞ」
すると扉の向こう側の住人は扉を開け、飲み物の置かれた台を押してAの前で止まった。
「おはようございます。
姫様、今日は少しばかりお目覚めが早いですね。調子はいかがですか？」
「･･･おはようサラ。大丈夫」
その言葉を聞いたサラと呼ばれた冥土は、安心したように台の上のコップを見た。
「カフェオレ、コーヒー、ミルクティー、オレンジジュースをご用意致しましたが、お目覚めのお飲み物は如何なさいますか？」
Aは少し悩んでから、ミルクティーと答えた。
「畏まりました」
サラはミルクティーの入ったポットを傾け、慎重にカップへ注いでいく。
一見簡単そうに見えるが、この注ぎ方ひとつひとつにも冥土なりのルールがあるのだ。
「どうぞ、ミルクティーです」
「･･･ありがとう」
サラから手渡されたカップに口を着け、ちびちびと飲んでいく。
微かにミルクの匂いが鼻についた。
「美味しかったわ」
「それは良かったです。ではお顔を洗った後、着替えをしますので、着替え室へ行きましょう」
Aはサラに空になったカップを渡し、小さく頷く。
そして白いワンピースの裾を揺らしながら、サラに連れられて洗面台へと向かった。
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ひぐさん(プロフ) - こうめさん» 返信遅れて申し訳ありません。有難う御座います！そうですね、お互い気を付けましょうね。 (2020年5月28日 16時) (
レス) id: dcd65c88e0 (このIDを非表示/違反報告)
こうめ(プロフ) - 初見です。今コロナで大変ですもんね。体調気を付けてください。応援しています！！ (2020年5月28日 7時) (レス) id: 27ff41a14a (このIDを非表示/違反報告)
ひぐさん(プロフ) - かわっちかわっちさん» 返信遅れて申し訳ありません。有難う御座います！嬉しい限りです。 (2020年5月27日 11時) (レス) id: dcd65c88e0 (このIDを非表示/違反報告)
かわっちかわっち(プロフ) - 初コメ失礼します！お気に入りさせていただきました投稿頑張って下さい！ (2020年5月26日 23時) (レス) id: d677453767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひぐさん | 作成日時：2020年5月25日 15時
