4つめ。 ページ4
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side：上鳴電気
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『うん、ひろいねぇ』
今日は雄英の受験日。憧れだった雄英の敷地内に足を踏み入れると、テディベアを抱いている女の子がいた。身長は150…くらいはあるのかな、とにかくめっちゃ可愛い系。
「ねぇ！君も雄英志望？」
『うん、そうだね。』
「俺もよ！俺、上鳴電気！」
『そっか！じゃあね！』
上鳴「おーい！！！？待て待て待て！！名前！なっ？名前だけ！」
『
上鳴「下！！！！」
女子に下の名前で呼ばれたのなんて小学生以来かもしれない。余韻に浸っていれば、その子はもう既に居なかった。
上鳴「あれぇ！！！？」
とにかく受かってもう一度会えることを願おう。少しへこたれながらも、俺は説明会場に向かった。
・
Ｎoside
マイク「今日は俺のライヴにようこそー！！！エヴィバディセイヘイ！！！」
しん、と静まり返った会場。Aはひとり、腕に抱いたテディベアと話をしていた。声には出さず、会話内容はこれから行う実践試験でどう戦うか。にこにこと頷く様はまるで絵本を読む子どものようで。
マイク「こいつぁシヴィー！！！受験生のリスナー！実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ！！アーユーレディ！？YEAHH！！！！！」
またしても場はしん、とした。
一通りの説明後、それぞれの試験会場へと向う。Aもまた、ゆっくりと立ち上がった。
『…行こっか。』
ぬいぐるみに話しかける様子は、周りからすればまさに異様。彼女にとっては普通であった。
「広っ」
「街じゃん！！敷地内にこんなんがいくつもあんのか！」
騒がしく場を賑やかにしていく受験生。大きな壁を見上げたAは、ニッコリと口角を上げた。
『楽しそうだね』
またぬいぐるみに話しかけた。その直後、後ろの方で先程よく目立っていたメガネの受験生が、またしても、緑髪の男子につっかかっていた。
「君は何だ？妨害目的で受験しているのか？」
「ひい！こちらも！」
ガシッと肩を掴まれた緑髪の彼は、必死に弁解を始める。周りの受験生は助けるでもなく、敵がひとり減った、と笑っていた。
それを楽し気に眺めていたA、そして続くようにして会場にはプレゼント・マイクの声が響く。
マイク「ハイスタートー！どうしたぁ！？実践じゃあカウントダウンなんてねぇんだよ！！走れ走れぇ！！」
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ちゅる(プロフ) - すごく面白くて初めて感想描いてみました、、いままで読んできた小説の中で一番設定が好きです！ (11月11日 0時) (
レス) id: aed173f286 (このIDを非表示/違反報告)
えと(プロフ) - 応援してます！ (2023年2月21日 2時) (レス) id: ee7dad60ab (このIDを非表示/違反報告)
⚪︎△ - 家での様子見てみたいです！おうえんしてます！！ (2022年12月7日 20時) (レス) id: 5a19af4b70 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - この作品一番好きです！ 応援してます！！ (2022年12月6日 22時) (レス) @page36 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 可愛い 好きすぎます 頑張ってください!! (2022年9月20日 17時) (レス) @page29 id: badda1f22b (このIDを非表示/違反報告)
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