20あまり7つめ。 ページ27
・
麗日「おっ、Aちゃん、今日は髪結んどる！可愛ええ！！」
緑谷「お、おはよう、加楽多さん！」
飯田「ム、加楽多くん、おはよう！」
下駄箱。Aは緑谷達と鉢合わせた。いつもと違い、黄金色の髪をポニーテールに結わえた彼女は、前に蛙吹の言っていたとおり、幾分か大人びて見えた。にこにこと笑いながら挨拶を返し、靴を履き替える。
麗日「今日はペンギンさんなんやねえ。Aちゃんってどんくらいぬいぐるみ持っとるん？」
『…いっぱい、？』
麗日「そうやねえ。いっぱいやねえ」
花でも飛びそうな会話に、緑谷と飯田はついていけずにいたが、すぐに教室についた。
飯田「皆────！！朝の
瀬呂「ついてるよ。ついてねーのおめーだけだ。」
飯田が朝から空振っている中、教室の扉を開けて相澤が入って来た。
「「相澤先生復帰早えええ！！！！」」
プロすぎる！！と誰かが言ったと同時に、相澤はAを一瞬だけ見やる。Aは昨日と同じように髪を結わえていた。そして昨日は嘘だ、と言うように笑いながら相澤と目を合わせた。
やはり少し不格好だな、と思いつつ、話を開始する。飯田が手を挙げて無事だったのか、と聞くのに対し、麗日が微妙に否定した。
相澤「俺の安否はどうでも良い。何より戦いは終わってねぇ」
爆豪「戦い？」
緑谷「まさか…」
峰田「まだ敵が──！！？」
クラス全体に緊張が走る。
相澤「雄英体育祭が迫ってる！」
「「クソ学校っぽいの来たあああ！！」」
クラスのテンションがいい具合に上がったところで、相澤は説明を続ける。
「待って待って！敵に侵入されたばっかなのに大丈夫なんですか！？」
相澤「逆に開催することで、雄英の危機管理体制が磐石だと示す…って考えらしい。警備は例年の5倍に強化するそうだ。
何より
相澤はかつてのオリンピックに代わるのが雄英体育祭だと説明し、八百万や緑谷が付け加える。
上鳴「
耳郎「そっから独立しそびれて万年サイドキックってのも多いんだよね。上鳴あんたそーなりそう。アホだし。」
相澤は包帯で巻かれた顔から覗く目を鋭く細めた。
相澤は「年に一回…計三回のチャンス、ヒーロー志すなら絶対に外せないイベントだ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 972人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゅる(プロフ) - すごく面白くて初めて感想描いてみました、、いままで読んできた小説の中で一番設定が好きです！ (11月11日 0時) (
レス) id: aed173f286 (このIDを非表示/違反報告)
えと(プロフ) - 応援してます！ (2023年2月21日 2時) (レス) id: ee7dad60ab (このIDを非表示/違反報告)
⚪︎△ - 家での様子見てみたいです！おうえんしてます！！ (2022年12月7日 20時) (レス) id: 5a19af4b70 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - この作品一番好きです！ 応援してます！！ (2022年12月6日 22時) (レス) @page36 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 可愛い 好きすぎます 頑張ってください!! (2022年9月20日 17時) (レス) @page29 id: badda1f22b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
