10あまり7つめ。 ページ17
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上鳴「加楽多〜、加楽多ちゃ〜ん、Aちゃ〜ん、」
耳郎「Aー、上鳴に名前呼びされるよ」
上鳴「いーだろ、名前で呼んでも！！！」
がやかやと騒がしい中、ぼんやりした頭でAは目を覚ます。綺麗な青が見え、安心したように八百万は頬を緩ませた。
八百万「おはようございます、Aさん。体は大丈夫ですか？」
『ん、ぁ、ぇ、百ちゃ、ん。』
いつもの何倍もふわふわした声で八百万の名前を呼んだA。瞬きをしつつゆっくり起き上がった。己にかかっていた重さが無くなった八百万は、合わせるように立ち上がる。
葉隠「Aちゃん、ヤオモモに乗っかって寝ちゃったんだよ、大丈夫？」
尾白「乗っかってはなくない？」
ぽやぽや、という効果音が似合いそうな雰囲気のまま、Aはふわっと笑った。
『そっか、キャパオーバーかなぁ。ごめんね、ありがとう』
峰田「いつもよりロリ味が増してんなぁ！！！加楽多ァ！！！」
蛙吹「峰田ちゃん、隠さないわね。」
こうして、波乱だった初めてのヒーロー基礎学は終わりを迎えたのだった。
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side：緑谷出久
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緑谷「あっ！加楽多さんだ！！」
かっちゃんと話をしたあと、コスチュームを着替えたり、リカバリーガールの説教を聞いたりして、僕はやっと帰れることとなった。
そうしたら、運が良かったらしく、僕の中で一二を争う勢いで個性が気になっている加楽多さんがいた。
緑谷「がっ、がががが加楽多さんっ！！」
青いラインの入った僕からすれば小さめな靴を履いていた加楽多さんは、座ったままぱっと振り返ってくれた。
『あ、けが、だいじょうぶだった？』
緑谷「あ、う、うう、うん！！」
『そっかぁ、よかったね、ね、』
やっぱり不思議な個性だ。加楽多さんの言葉に対し、抱きかかえていたうさぎのぬいぐるみが、同意するように頷いたんだ。
緑谷「あ、それより、僕が怪我しちゃって…その、訓練出来なくて」
『だいじょうぶだよ？』
緑谷「よ、よかった、ほんとにごめん！次は、加楽多さんとも、ぜひ、戦ってみたい！…なんて、ごめん、変なこと言って！！」
『そうだね、次はいっしょに。』
ふわっと花が咲くように笑う加楽多さんは、やっぱり確かにどこかあどけなさがあるというか、大人になりきれてないような、そんな気がした。
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ちゅる(プロフ) - すごく面白くて初めて感想描いてみました、、いままで読んできた小説の中で一番設定が好きです！ (11月11日 0時) (
レス) id: aed173f286 (このIDを非表示/違反報告)
えと(プロフ) - 応援してます！ (2023年2月21日 2時) (レス) id: ee7dad60ab (このIDを非表示/違反報告)
⚪︎△ - 家での様子見てみたいです！おうえんしてます！！ (2022年12月7日 20時) (レス) id: 5a19af4b70 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - この作品一番好きです！ 応援してます！！ (2022年12月6日 22時) (レス) @page36 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 可愛い 好きすぎます 頑張ってください!! (2022年9月20日 17時) (レス) @page29 id: badda1f22b (このIDを非表示/違反報告)
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