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☆35 ページ36

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コンサートから数日経って目の前には辛い現実が…







あー、切実にあの時に戻りたいって思う。








そう思いながら大学が終わった帰り道をとぼとぼと歩く。







そんなこんなでマンションに着いてエントランスのドアのオートロックを解除し中に入ろうとしたとき、






「ラッキー。」





なんて言って通り抜けてく人影が見えた。






え…?







今の人なに。




私が開けたドアをラッキーとか言って通り抜けるなんて。





なんかちょっとムカつく。





ていうかまず不審者とかだったらやばいんじゃ…







そう思い恐る恐る私もドアの向こうのエレベーターに向かうと…





「よっ。」




『わ!』




案の定そいつはそこに居て、しかもなんか馴れ馴れしい。




顔を上げてよく見てみるとそこに居たのは菊池風磨だった。






『もー不審者かと思ったじゃん!バカぁ!』






「失礼だな、人を不審者扱いすんなよ。」






『だって怪しかったんだもん。



あ、エレベーター来た。』





私は来たエレベーターに乗った。





なんか今日のきくち、めんどくさいからドア閉めちゃえ。


そしたら閉めようとした瞬間に入って来て。






「お前!俺を今置いていこうとしただろ!」





『げっ、そそそんなことないですよ、あはははは。』






「は、今ぜってぇドア閉めようとしてた。」






『別にいいじゃん、乗れたんだから。』






うるさいなーと思いつつも、すぐ着くから我慢我慢。




『じゃあね。』




ドアが開いたから降りよう。





そう思った時。







「待って。」




きくちに手を捕まれ引き止められた。






『え?なにっ!


あー!』





エレベーターの中に引き戻されたと思ったら、ドアの閉ボタンを押されそのまま上の階へ。






『ちょっと何すんのよ!』





「いや、暇だったら俺の部屋来ないかなーって思ったから。」






何言ってんのこの人。




自分がアイドルだって自覚してんの?




行ったら私、ファンに殺されるよ。







『暇だけどさすがにそれはできないかなー。』







「暇なら別にいいじゃん。

コンサートで俺のファンサ無視したAちゃん。」






『ん?』







「まあまあその事について話そうって。」








そう言われて私はきくちの部屋に連れていかれたのでした。

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フクフクがかり(プロフ) - とても面白いです!更新まってます! (2018年7月5日 16時) (レス) id: d2823985a1 (このIDを非表示/違反報告)
hiyo - サイコーーーー (2018年5月23日 20時) (レス) id: b9bc295153 (このIDを非表示/違反報告)
ふま - 更新楽しみ! (2018年5月5日 4時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2018年4月29日 7時) (レス) id: e42b9a9f74 (このIDを非表示/違反報告)
なな - ふうまくーん!! (2018年4月16日 20時) (レス) id: b8ea8cbed1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆかたん | 作成日時:2018年4月11日 9時

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