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アリスside
正直、フウカとかカリンとかカイとか。
誘ったのは…チトセ君と関わりたいって思ってたから。最初はね。
何とかしてチトセ君ときっかけを作って、チトセ君の理想の人になりたいって思ってた。
…けど。
フウカたちと話してるうちに、違う思いも生まれた。
本気で、友達になりたいって思った。
私はバカだった。
自分の事ばっかり考えて。
フウカたちは私のこと、しっかり考えてくれてたのに。
それと同時にチトセ君の事もだんだん分かってきて。
チャンスが来たら。
告白しようって思った。
そのチャンスがやってきて、失敗に終わった時。
…自分でも何とも言えない、不思議な気分になった。
告白、した。
フラれた。
普通なら悲しさでいっぱいのはずなのに。
確かに悲しかったけど、でも何か、違う気分が私を支配した。
―――――ユウは今何してるのかな…―――
『っバカ！さっきチトセ君に告白したばかりじゃない、変なこと考えちゃダメでしょ…。』
自分にそう言い聞かせて、私は気づきかけていた『本心』を隠した。
でも、ユウのあの反応を見るたび…フウカの事を口に出すたびに、心が、胸が痛んだ。
何で？
そんなの、いとも簡単。
気付かないうちに、私は―――――――。
ア「…チトセってさ。優しくって、ホントいい人だよね。」
そう言うと、何故か嫌そうに顔を歪めたユウ。
ア「……ユウにだって、大好きな子いるじゃん。フウカ、でしょ？」
ニッと口角を上げて、笑顔を作って口を開けた。
ア「私、諦めないから。」
今度こそ。絶対に。
『初恋』は実らなかったかもしれない。
…だけど、この『恋』は絶対諦めない。離さない。
だって、私が好きなのは…。
そっとホウキをユウの方に寄せて、近づく。
ア「ユウに絶対に、好きになってもらうんだ。」
そう言って、すぐにパッと離れる。
ホウキの向きを上に向けて、ユウを見た。
ユウは驚きと戸惑いと…恥ずかしさからか、目は泳いでるし、顔は赤い。
…これで、いい。
私がどれだけユウの心を動かせられたのか。
ユウの返事は…まだ聞きたくない。
ア「先、行くねっ！早く来てよっ！」
ユ「え…。」
ユウの一文字にフフッと笑って、グンッと上昇する。
私の恋は、実らないかもしれない。
けど、まだ諦めたくない。
フウカ。
貴方が羨ましい。
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カメレオン(プロフ) - 莉央さん» 久しぶり!!!すぎて一瞬時が止まったよ😆元気だった!? (2022年4月26日 6時) (
レス) id: 7a4cbd292a (このIDを非表示/違反報告)
莉央 - お久しぶり！！！莉央だよ！！！！！ (2022年4月25日 12時) (レス) id: 045daae5eb (このIDを非表示/違反報告)
ケイ - 続編行きまーすっ！応援、ありがとーございまーすっ！頑張ります！ (2020年2月24日 1時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ - 莉央さん» え―っ！めっちゃ残念！せっかく友達になれたのに…。でも、これからも頑張ってね！ありがとう！ (2020年2月23日 15時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
莉央 - ケイ！わたし占ツク辞める！！ごめんね！理由はここで話すと長いからアイリに聞いて！！ (2020年2月22日 14時) (レス) id: 667a7e2a00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケイ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/snow17111/
作成日時：2019年9月16日 18時
