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アリスside
私はユウに手を引かれ、フウカから遠ざかっていた。
ア「ユ、ユウっ！？何してんの、戻ろうよ！」
そう抵抗するとバカ！と一言。
ユ「あの状況で助けるほうがおかしいだろっ！」
カチンときた私は怒鳴り返した。
ア「何よっ！じゃあ、ユウはあのままフウカを放っとくことが出来るっていうワケっ！？私にはできない！」
そう言ってユウの手を振り払った。
ユ「アリスっ！」
ア「いい！私一人で行く！」
そう残して走り出そうと振り返った時。
「っアリスっ！ユウ！」
上で声がして、驚いて二人で空を見上げた。
そこにいたのは。
ア「チ、チトセ君っ！」
ユ「お前！何でフウカのそばにいなかったんだっ！アイツ、今必死で―――」
チ「分かってるっ！」
チトセ君が大きい声を上げて、その場が静まる。
チトセ君は俯いたまま
チ「フウカのそばにいたんだ…だけど…俺は気を失って…カリンたちに聞けば、アイツ、守りたいからって言って俺をカリンたちに預けたんだ…。」
と小さく呟いた。
チ「そんな事言って…いっつも自分の事後回しで……自分がどうなるかも分かんねぇのに。」
そして顔を上げて、私の目を見た。
チ「アリス。俺がアイツを助ける。…だからアリスはユウと逃げろ。」
ア「っでもっ！チトセ君はどうなっちゃうのっ！？フウカはっ！？」
この状況で焦ることしかできず、次第にパニックに陥る私。
そんな私の肩にトンっと両手を置いたチトセは
ア「大丈夫だから。俺がちゃんと助けるから…無事に戻るからだから。」
そこまで言うとそっと笑みを浮かべた。
チ「ユウと逃げて。」
その目は以前にもどこかで見たことがあった。
…そうだ。
私がフラれた時だ。
『俺じゃない。きっと。』
あの時も同じ表情で、同じ目で…。
ア「…分かった。でもちゃんと二人とも無事に戻ってきてね。」
チトセはフッと微笑んで頷いた。
チトセを見送り、ユウとホウキに乗って巨体から飛び立つ。
後ろを振り返れば、やっぱり心配になる。
ホントに良かったのだろうか。私の決断は間違ってないだろうか。
ユ「アリス？」
ユウに呼ばれ、ボ−っとしていた意識が戻る。
顔を上げると、どうかした？と聞いてきた。
ア「え、ううん。特に何も。大丈夫だよ。」
すると、何故か悲しそうに微笑むユウ。
ユウこそ何かあったの？
この時の私には、ユウの気持ちが全然分からなかった。
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カメレオン(プロフ) - 莉央さん» 久しぶり!!!すぎて一瞬時が止まったよ😆元気だった!? (2022年4月26日 6時) (
レス) id: 7a4cbd292a (このIDを非表示/違反報告)
莉央 - お久しぶり！！！莉央だよ！！！！！ (2022年4月25日 12時) (レス) id: 045daae5eb (このIDを非表示/違反報告)
ケイ - 続編行きまーすっ！応援、ありがとーございまーすっ！頑張ります！ (2020年2月24日 1時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ - 莉央さん» え―っ！めっちゃ残念！せっかく友達になれたのに…。でも、これからも頑張ってね！ありがとう！ (2020年2月23日 15時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
莉央 - ケイ！わたし占ツク辞める！！ごめんね！理由はここで話すと長いからアイリに聞いて！！ (2020年2月22日 14時) (レス) id: 667a7e2a00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケイ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/snow17111/
作成日時：2019年9月16日 18時
