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フウカside
フ「あたしのせい…？」
そう呟けば、二人が驚いたように振り返った。
ア「フウカ？」
そっと手の平を上げて見つめる。
…あんなこと言ったから。
だから、二人はあんな必死なんじゃないかって思ってしまう。
フ「大事な人を守りたい、なんてカリンたちに言うべきじゃなかったのかな…。」
するとアリスがツカツカと目の前まで歩いてきた。
あたしの両手を掴んで、ギュッと握りしめる。
ア「そんなことないよ。」
真っ直ぐに見つめてくるアリスの綺麗に澄んだ、白い瞳。
ア「大事な人を守りたい…それって誰でもある気持ちでしょ？…あの二人はきっと、フウカが言ってなくてもこの巨体を攻撃してたと思うよ。」
そう、なんだろう…か。
ふとアリスの後ろに、遠くに見える二人の姿が視界に入る。
…必死で戦ってくれてる。
それだけで涙腺を緩くさせるには、充分な出来事だった。
ア「だから、私たちもあと少し頑張ろう。皆のために…大事な人のために。」
そう言って微笑むアリスはあたしの自慢の友達だ。
ありがとう。
そう言おうとして口を開く。
…けど、それを言うのはまだ早い。
それを言うのは、この戦いが全て終わってちゃんと片付いてから。
思い直したあたしは開きかけた口を閉じる。
ユウはそんなあたしたちを見て、座っていた腰を上げた。
ユ「んじゃ、行きますか。」
ア／フ「うんっ！」
…そんな時だった。
ボキッ！
ア／ユ／フ「っ！？」
近くのトゲが根元から、鈍い音を立てて折れたのだ。
…あたしのすぐ、隣。
近く、よりももっと近い。
そしてそのトゲはゆっくりこっちに向かって倒れてきた！
あまりに突然の出来事に、一瞬何があったのか分からなくなる。
ユ「っフウカっ！こっちだっ！」
ア「フウカっ！」
ユウとアリスの声にハッと上を向く。
その時にはもうすぐそこまで倒れてきていた。
――――嘘、当たる――――
だけど。
ユ「…っ！」
フ「ユウっ！だ、大丈夫っ？」
ユウがあたしの前に躍り出て、ガシッと何倍もあるトゲを倒れないように支えてくれた。
ユ「早…く、退け！」
ユウに言われて、慌ててその場から飛び退いた。
それを確認したユウはガッチャアンッとトゲを投げ捨てる。
ア「っユウっ！？」
アリスは慌てて駆け寄り、眉を下げた。
ユウはちょっと苦しそう。
どうやらこの巨体、もうあたしたちに気付いてるみたい。
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カメレオン(プロフ) - 莉央さん» 久しぶり!!!すぎて一瞬時が止まったよ😆元気だった!? (2022年4月26日 6時) (
レス) id: 7a4cbd292a (このIDを非表示/違反報告)
莉央 - お久しぶり！！！莉央だよ！！！！！ (2022年4月25日 12時) (レス) id: 045daae5eb (このIDを非表示/違反報告)
ケイ - 続編行きまーすっ！応援、ありがとーございまーすっ！頑張ります！ (2020年2月24日 1時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ - 莉央さん» え―っ！めっちゃ残念！せっかく友達になれたのに…。でも、これからも頑張ってね！ありがとう！ (2020年2月23日 15時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
莉央 - ケイ！わたし占ツク辞める！！ごめんね！理由はここで話すと長いからアイリに聞いて！！ (2020年2月22日 14時) (レス) id: 667a7e2a00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケイ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/snow17111/
作成日時：2019年9月16日 18時
